山の斜面がピンク色に染まる 県内有数のシダレザクラの名所・神山町の「ゆうかの里」【徳島】
4月に入って連日お届けしている桜の便り。
4月5日は、徳島県神山町の「ゆうかの里」です。
県内有数のシダレザクラの名所とあって、撮影に訪れた4月2日は多くの人で賑わっていました。
神山町の道路沿いには桜が所々に植えられています。
徳島市中心部から、車で40分ほどの山あいにその桜の名所はあります。
(仲宗根義典記者)
「こちら、たくさんのシダレザクラが植えられているんですが、見てください!山の斜面がピンク色に染まっています」
桜は、ほとんどがシダレザクラで、3月末に花が咲き始めると、5日ほどで満開になったそうです。
17年前、農家だった佐々木欽市さんは、シダレザクラの苗をもらったのをきっかけに自身のスダチ畑に桜を植えはじめました。
最初は、わずか3本でしたが3年で300本、今では500本ものシダレザクラが植えられ、桜の名所として知られるようになりました。
(「ゆうかの里」をつくった佐々木欽市さん(92))
「今は満開。普通よりきれいかもわからんです、今年は。去年の夏、台風がなかった、それで枝折れがしとらんし、平均にいたんどらん」
(見物客)
「菜の花もきれい」
「ほんまきれいな」
園内は、桜のほかに菜の花やサクラソウ、レンギョウも植えられていて、楽しく散策することができます。
この日は曇りの天気でしたが、県外から見物客も多く、皆、思い思いの時間を過ごしていました。
(愛媛県から来た人)
「花、キレイキレイ」「今回初めてです。ビックリしました。こんなにすごいとは思ってなくて」★音「1枚1枚の花びらがきれいに咲いていて感動しました」
(香川県から来た人)
「シダレザクラの豪華さ。もう、ほかのところでは満足できないくらいすごい。それこそ天国にいるような。すごく気持ちがいいです」
(「ゆうかの里」をつくった佐々木欽市さん(92))
「桜のおかげで、これまで生きてこれたと思ってい。みんなが来て、きれかったって言うてくれるんが楽しみなんよ」
「ゆうかの里」のシダレザウラは4月7日ごろまでが見ごろだということです。
※ゆうかの里は駐車場に限りがあります。
また、行くまでの道中は狭い場所もありますので、訪れる際は注意してください。