2連勝を狙うシュガークン(今年2月撮影、ユーザー提供:まつさん)

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 春の大舞台に向けて負けられない戦いだ。名馬キタサンブラックの半弟となるシュガークン(牡3、栗東・清水久詞厩舎)が、日曜中京9Rの大寒桜賞(3歳・1勝クラス・芝2200m)で連勝を狙う。

 シュガークンは父ドゥラメンテ、母シュガーハート、母の父サクラバクシンオーの血統。半兄のキタサンブラックは16年と17年の天皇賞(春)を連覇するなど、GIを7勝した歴史的名馬。種牡馬としてもイクイノックスやソールオリエンスを送り出し、大成功を収めている。また、同じく半兄のショウナンバッハとエブリワンブラックもオープンまで出世している。

 ここまで2戦1勝。2月の新馬(京都芝1600m)は惜しくも2着だったが、距離を延ばした2戦目の未勝利(阪神芝2000m)で初勝利を挙げた。最後は2着のサラトガチップスが迫ってきたが、相手が来れば来るだけ伸びるといった感じ。まさに着差以上の完勝だった。1勝クラスはもちろん、すぐにオープンでも通用するだろう。

 中3週で迎える今回、勝てば日本ダービーへの出走が見えてくる。兄の主戦を務めた武豊騎手の継続騎乗も心強い限り。今後を左右する一戦となることは間違いない。