マージボロの二代父にあたるディープインパクト(撮影:下野雄規)

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 ディープインパクトの孫が快挙を達成した。チェルトナムフェスティバルが行われているイギリスのチェルナトム競馬場で現地時間15日、トライアンフハードル(4歳上・英G1・障3360m)が行われ、マーティンボロ産駒のマージボロ(Majborough、セ4、愛・W.マリンズ厩舎)が勝利。“障害競馬の祭典”といわれる舞台で、ディープ血統が躍動した。

 Majboroughは父マーティンボロ、母Janimone、母の父Lavircoで、アイルランド障害界のトップトレーナーであるW.マリンズ師が管理。ディープインパクト産駒の父は、14年の中日新聞杯、新潟記念の勝ち馬で、引退後はフランスで種牡馬生活を送っている。

 チェルトナムフェスティバルは毎年3月にイギリスで行われる障害競馬の祭典。4日間に渡って開催され、14のG1競走を含む28レースが組まれる。イギリス・アイルランドの障害競走において各路線の王者を決するイベントであり、両国からスターホースが集う。

 昨年はディープ産駒のオーギュストロダン(Auguste Rodin)が英・愛ダービーを制して日本の競馬ファンを沸かせたが、今度は障害路線でディープの孫が快挙。直仔は年々数を減らしているが、孫やひ孫世代の活躍はまだまだ続いていきそうだ。