ドラァグクイーンとは派手な衣装や化粧で女装した男性によるパフォーマンスの一種で、アメリカでは「ル・ポールのドラァグ・レース」というリアリティ番組で人気です。ドラァグ・レースの第10シーズン(2018年)でクイーンに輝いたアクエリア氏は日本のアニメが好きであることを公言していますが、2024年3月2日に東京で開催された「クランチロールアニメアワード2024」に登場した際に、アニメから受けた影響や、どのアニメキャラクターがドラァグ・レースで優勝する可能性が高いかなどについて取材に対して語りました。

Aquaria says a Pokémon fave would win Rupaul’s Anime Drag Race - Polygon

https://www.polygon.com/24093794/rupauls-drag-race-aquaria-pokemon-crunchyroll-anime-awards

2024年3月2日に東京で開催されたクランチロールアニメアワード2024では、50以上のTVアニメと劇場版作品の中から世界中のファンにより「アニメ・オブ・ザ・イヤー」が選ばれたほか、音楽やキャラクター、各作品賞など25の賞が発表されました。また、ノミネートされた作品のスタッフや関係者、VIPゲストやセレブリティが登壇する「オレンジカーペット」も開催されました。

3400万票から選ばれた「クランチロールアニメアワード2024」アニメ・オブ・ザ・イヤーは「呪術廻戦 第2期」 - GIGAZINE



ファッションモデル・ドラァグエンターテイナー・インターナショナルDJのアクエリア氏もオレンジカーペットに登場。以下がその時の様子です。



主にゲームなどのトピックを扱うメディアのPolygonは、クランチロールアニメアワードのイベント中にアクエリア氏にインタビューを行いました。

インタビューの中でアクエリア氏は、自身のドラァグクイーンとしてのファッションセンスには、幼少期から見ていたアニメのインスピレーションが強く影響していると、クランチロールアニメアワードに参加した喜びを語りました。実際に、2020年にル・ポールのドラァグ・レースで「WERQ THE WORLDツアー」を東京のZepp DiverCityで開催した際には、アクエリア氏は新世紀エヴァンゲリオンの主人公・碇シンジのコスプレをしてステージパフォーマンスをしています。





また、アクエリア氏は日本に訪れたのに際して、ポケモンセンターシブヤにも訪れた旨を投稿。





2024年のクランチロールアニメアワード当日にも、新世紀エヴァンゲリオンのアスカ ラングレーをイメージした衣装を投稿しています。





Polygonは続けて「ル・ポールのドラァグレースに参加して、最も優勝する可能性が高いキャラクターは誰だと考えますか?」と質問を投げかけました。これに対しアクエリア氏は、「ポケモンのジェームス」と答えています。ジェームスとは、アニメポケットモンスターでサトシのピカチュウを手に入れようとサトシたちをつけ回すロケット団員・コジロウの英語名です。



コジロウの名前を挙げた理由として、アクエリア氏は「エピソードごとに、コジロウは相棒のムサシ、ニャースとともに、さまざまなコスチュームにドラァグして(着替えて)います。コジロウのドラァグは常に創造的でユニークなものとなっており、本当に才能にあふれていると感じます」と話しました。