JRT四国放送

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徳島県那賀郡那賀町の黒瀧寺で10日、無病息災や家内安全を祈願する「火渡り大護摩」が行われました。


「黒瀧寺」は四国霊場21番札所「太龍寺」の奥の院で、古くから修験者の道場として知られています。

火渡り大護摩は毎年3月に行われる伝統行事で、山伏姿の信者が高さ約2メートルの護摩壇に火をつけました。

そして、読経が流れる中、炎の中に108本の護摩木が次々と投げ入れられました。

燃え尽きた炭を平らにならし、塩で清めると、いよいよ火渡りの始まりです。

信者や地元の人たちが、まだ熱い灰の上を歩き抜き、無病息災や家内安全を祈っていました。

(参加した人は)
「そんなに熱くなかった。85歳です。ちょっとでも元気になって長生きできるかなと思って」