【フラワーC見どころ】久々でもカンティアーモの素質に期待

　流れに乗り損ねた前走でも差は僅かだったカンティアーモ。初戦をレコードで勝ったように素質は十分。鞍上もC.ルメール騎手を配して、いざ大舞台へ。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■3/16(土)　フラワーカップ(3歳・牝・GIII・中山芝1800m)

　カンティアーモ(牝3、美浦・木村哲也厩舎)の前走は休み明けで、若干距離も忙しく追走が案外で後方からの競馬。それでも終いは差を詰めて見せ場は作った。初戦はスムーズに先行してレコード勝ち。レースを経験する度に操縦性もアップしていて、姉が中距離から長距離で活躍したように距離延長は歓迎。シルクレーシング=木村哲也厩舎=C.ルメール騎手。それだけで怖い存在だ。鞍上はC.ルメール騎手。

　ミアネーロ(牝3、美浦・林徹厩舎)はまだ気性が若く粗削り。ゲートの出がネックだが、前走は勝ち馬とコンマ2秒差まで接近しており能力は高い。初戦で負かした2着馬マーシャルポイントはその後、未勝利、フリージア賞と連勝しているように高レベル。姉ミスエルテは重賞勝ち馬という良血。この舞台で勝っている一日の長もあり逆転も。鞍上は津村明秀騎手。

　その他、初戦で重賞で上位争いを演じているシュバルツクーゲルの2着があるカニキュル(牝3、美浦・菊沢隆徳厩舎)、レースセンスのあるフォーザボーイズ(牝3、美浦・加藤征弘厩舎)、前走でこの舞台で2着と好走したエルフストラック(牝3、栗東・中村直也厩舎)などがエントリー。発走は15時45分。