スプリングSに出走予定のシックスペンス(撮影:下野雄規)

写真拡大

 シックスペンスは競馬が上手で器用に立ち回れることができ、中山の1800mは打ってつけの舞台。ここでも好勝負が可能だ。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■3/17(日) スプリングS(3歳・GII・中山芝1800m)

 シックスペンス(牡3、美浦・国枝栄厩舎)は前走のひいらぎ賞で復帰したが、初戦から大幅に馬体重が増えてプラス12キロ。馬体の成長が著しく充実一途。スローペースでもコントロールが利き、操作性が高い。距離延長になるが、コーナー4つの1800mはむしろ好材料で3連勝に期待。鞍上はC.ルメール騎手。

 ウォーターリヒト(牡3、栗東・河内洋厩舎)は1勝馬とはいえ、ここ2戦は重賞で2着、3着と好走しているように本格化した印象。2走前は上がり最速、前走も33秒台の末脚を披露。展開に注文はつくものの鋭い決め手は最上位で、まとめて負かすシーンも。鞍上は幸英明騎手。

 その他、まだキャリア1戦ながら、初戦の勝ちっぷりが鮮やかだったスティンガーグラス(牡3、美浦・木村哲也厩舎)、前走の京成杯が惨敗もガス抜きできたジュンゴールド(牡3、栗東・友道康夫厩舎)、前走がフロックではないコスモブッドレア(牡3、美浦・小野次郎厩舎)、前走で中山の1800mを勝利したルカランフィースト(牡3、美浦・鹿戸雄一厩舎)などが3歳牡馬クラシック戦線に向けて鎬を削る。発走は15時45分。