パレスチナ自治区ガザ地区北部上空で投下された支援物資(左、2024年3月8日撮影、資料写真)。(c)AFP

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【AFP=時事】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)最大のシファ(Al-Shifa)病院の医療従事者は8日、ガザ北部での人道支援物資の空中投下で5人が死亡、10人が負傷し、同病院で受け入れたと明らかにした。

 シファ病院救急室の看護師長、モハメド・シェイク(Mohammed al-Sheikh)氏によると、投下が行われたのは、海岸沿いのシャティ(Shati)難民キャンプ北方。

 キャンプにいた男性(50)は、兄弟と一緒に「小麦粉が入った袋」を手に入れようと、パラシュートで投下された支援物資を追い掛けたと語った。

「だがパラシュートは開かず、突然、ロケット弾のように民家の屋根の上に落下し」、「10分後には、(その民家の)屋根の上にいて亡くなった3人と、けがをした人々が運ばれていった」という。

 ヨルダン軍関係者はAFPに対し、同区には5か国と協力して投下作戦を行ったが、事故に同軍は関与していないと語った。

 事故を受け、イスラム組織ハマス(Hamas)が実効支配するガザの広報当局は、支援物資の空中投下は「無益」で、「支援物資を搬入する最良の方法ではない」と指摘した。

【翻訳編集】AFPBB News

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