武豊騎手と初コンビとなるソーヴァリアント(昨年10月撮影、ユーザー提供:kouBBさん)

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 武豊騎手がソーヴァリアント(牡6、美浦・大竹正博厩舎)で中山記念(4歳上・GII・芝1800m)の20年ぶり3勝目を狙う。

 武豊騎手はこれまで中山記念に11回騎乗。98年のサイレンススズカ、04年のサクラプレジデントで2勝を挙げている。同日に阪急杯が行われる阪神でプレーすることが多く、14年のトウケイヘイロー(6着)を最後に騎乗機会がなかったが、昨年は9年ぶりに参戦。7番人気のドーブネで見せ場たっぷりの3着に健闘した。

 今年はソーヴァリアントとの初コンビで挑む。父オルフェーヴル、母ソーマジック、母の父シンボリクリスエスの血統。自身が騎乗して先週の京都牝馬Sを制したソーダズリングは半妹にあたる。きょうだいには他にもマジックキャッスル、ソーグリッタリングなどの活躍馬がいる。一昨年のチャレンジCで連覇達成。その後は5戦して勝利がないが、順調に使い込めない時期があったのも確か。3走前の札幌記念、前々走の富士Sと連続3着の実績から見て、このメンバーなら十分にチャンスがある。

 先週の妹に続いて、今週は兄を勝利に導けるか。自身が持つJRA重賞連続年勝利記録を「38」に更新して勢いに乗るレジェンドの手綱捌きから目が離せない。