Googleがユーザーの代わりに電話をかけ、担当者が出るまで保留にして待っておく機能「Talk to a Live Representative」が試験的に導入されています。この機能についてテクノロジー系メディアの9to5Googleが紹介しました。





Google 'Talk to a Live Rep' brings Pixel Hold for Me to Search users

https://9to5google.com/2024/02/15/google-talk-live-representative/

Google offers non-Pixel owners a way to avoid waiting on hold with latest test - The Verge

https://www.theverge.com/2024/2/16/24074715/google-talk-to-a-live-representative-assistant-hold-phone-call

Talk to a Live Representativeが使えるのは、記事作成時点でアラスカ航空やコストコ、FedExといった特定の企業のみです。

ユーザーがこれら企業の電話番号をGoogleで検索した場合、「Request a call(電話をリクエスト)」というオプションが表示される場合があります。



これをユーザーが選択すると、Googleが代わりに各社サポートラインに電話をかけ、カスタマーサービス担当者が出るまで保留にし、出たらGoogleがユーザー宛に電話をかけて担当者とつなぐとのこと。この間、ユーザーは通話状況やおおよその待ち時間に関するフィードバックをSMSで受け取ることができるそうです。



場合によってはユーザーが「予約を変更したい」「フライトをキャンセルしたい」といった電話の目的を選択でき、適切な部門に素早くつなげられます。



Googleによると、「Talk to a Live Representative」はアメリカのSearch Labsユーザー向けに提供されていて、AndroidまたはiOSのGoogleアプリ、デスクトップのChromeで利用できるとのこと。

Googleは以前から、電話相手が保留にしたときにユーザーに変わってGoogleアシスタントに待機させる「代わりに待ってて」機能を導入していました。ただ通話相手が人間から機械音声に突然変わるというのは通話相手を困惑させてしまうようで、編集部員が「代わりに待ってて」を実際に試した時は保留を解除した相手がGoogleアシスタントへ必死に話しかけている声が聞こえてしまいました。

電話の保留音を聞きつつ待つ必要がなくなる「Hold for Me」機能がPixel 5・Pixel 4a(5G)に登場 - GIGAZINE



「代わりに待ってて」では電話をかけるのはユーザーの役目ですが、Talk to a Live Representativeはユーザーの代わりに電話をかけてくれるので、より一層利便性が増しています。