2020年にサービスが終了したToDoアプリ「Wunderlist」の開発者が、2024年2月13日にWunderlistの後継アプリ「Superlist」を公開しました。すでにmacOS版、ウェブアプリ版、iOS版、Android版のSuperlistが公開されていたので、実際にiOS版とウェブアプリ版を使ってみました。

Superlist: Home to all your lists

https://www.superlist.com/

◆Superlist開発までの経緯

Wunderlistは2011年に開発されたToDoアプリで、2015年にはMicrosoftに買収されました。Microsoftによる買収後もWunderlistの提供は続いていたのですが、Microsoftは2019年9月にToDoアプリ「To Do」を発表し、移行を案内。その後、2019年12月にはWunderlistのサービス終了日時が発表され、2020年5月にサービスが終了しました。

Wunderlistの開発者であるクリスチャン・リーバー氏はMicrosoftがTo Doを発表したタイミングでWunderlistの買い戻しを検討していたとのこと。Wunderlistの買い戻しが不可能だと知ったリーバー氏は、Wunderlistの「真の後継者」としてSuperlistの開発を始め、2024年2月13日にSuperlistのバージョン1.0を正式公開しました。





◆iOS版Superlistを使ってみた

SuperlistはmacOS版とウェブアプリ版、iOS版、Android版が用意されています。iOS版Superlistを使うには、まず以下のリンクをタップしてApp StoreでSuperlistの配布ページを開きます。

「Superlist」をApp Storeで

https://apps.apple.com/jp/app/superlist/id1547585270

配布ページを開いたら「入手」をタップ。



Face IDやTouch IDで認証してインストールを進めます。



インストールが完了したら「開く」をタップ。



Superlistの初回起動時には通知の許可を求められるので「許可」をタップ。



続いて、GoogleアカウントかAppleアカウントかメールアドレスを用いた認証を求められます。今回はメールアドレスで認証を進めたいので「Continue with email」をタップ。



メールアドレスを入力して「Send link」をタップ。



以下の画面が表示されたら入力したメールアドレスの受信箱を確認します。



受信箱には以下のようなメールが届いているので「Log in to Superlist」をタップ。



するとSuperlistの画面が自動的に開き、表示名の入力を求められます。表示名を入力したら「Next」をタップ。



Superlistの用途を尋ねられるので適切なものを選択して「Next」をタップします。今回は「Manage my paersonal to-do lists(個人的なToDoリストを管理する)」を選択してから「Next」をタップしました。



利用規約とプライバシーポリシーをよく読んでから同意のチェックを入れ、「Continue」をタップ。



これでSuperlistを使えるようになりました。初期画面にはあらかじめ作成されている操作説明用のタスク一覧ページが表示されます。新たにタスク一覧画面を追加したい場合は画面左下のボタンをタップ。



「+」ボタンをタップ。



「New list」をタップ。



新たなタスクリストが開いたらリストの名前を入力して「Done」をタップします。



「Then tap here to add a task」と記された部分か画面右下の「+」をタップすると新たなタスクを追加できます。



タスクを入力したらキーボード上部のカレンダーボタンをタップすることで期限を設定できます。



期限はカレンダーから日付を選ぶほか、上部の「Today」「Tomorrow」「Next week」をタップすることでも選択可能。期限を設定したら「Done」をタップします。



これでタスクを登録できました。



複数のタスクを登録していくと画面がゴチャゴチャしてどれが今日のタスクなのか見分けにくくなります。そんな時は画面下部のカレンダーボタンをタップ。



すると、Today画面が開いて期限当日のタスクが一覧表示されます。初期状態では画面上部に使い方の説明が表示されるので「Dismiss」をタップ。



これで画面を広く使えるようになりました。



Today画面は複数のタスクリストに散らばったタスクを一覧表示するのにも役立ちます。例えば、以下のように「作りたい料理」と「やることリスト」の2個のリストを作成したとします。



Today画面には両リストの内容のうち期日当日のものだけが一覧表示されます。



タスクが完了したら該当するタスクをタップ。



すると、Today画面からタスクが消え去ります。どんどんタスクをこなしてToday画面を空っぽにすることを目指せばOKというわけです。



なお、完了したタスクはToday画面から消えても各タスクリストからは消えません。



Superlistではタスクの中に子タスクを設定したりコメントを付与することもできます。子タスクを設定するにはタスクをタップ。



キーボード上部の「→」をタップします。



すると各タスクの詳細画面が開きます。



この詳細画面内にタスクリストと同様の手順で子タスクを設定することが可能。また、「Leave a message」をタップするとコメントを付与することもできます。



コメントを入力して送信ボタンをタップ。



これでコメントを付与できました。コメントを付与した時間も表示されるので、各タスクの進み具合を視覚的に管理できます。



◆ウェブアプリ版Superlistを使ってみた

SuperlistのスタンドアローンアプリはmacOS版とiOS版とAndroid版しか存在しませんが、ウェブアプリ版も存在しているためWindowsやLinuxでも利用可能です。また、各クライアントで同じメールアドレスで認証すれば、タスクを同期できます。ウェブアプリ版Superlistを使うには、まず以下のリンクをクリック。

Superlist

https://app.superlist.com/

認証画面が表示されたら「Continue with email」をクリック。



メールアドレスを入力して「Send link」をクリックします。



以下の画面が表示されたら入力したメールアドレスの受信箱を確認します。



受信箱には以下のメールが届いているので「Log in to Superlist」をクリック。



これでほかのクライアントと同じ内容のタスクリストを確認できるようになりました。



◆有料プランもあり

Superlistは基本使用料無料ですが、月額8ドル(約1200円)のPro Personalプランに加入することでAIによるタスク提案機能や25GBのストレージなどを利用可能になります。