解約申し出たら違約金請求 スポーツジムで“契約トラブル”相次ぐ 注意点は?
運動不足を解消するために、スポーツジムやフィットネスクラブなどを利用している人は多いと思います。そんな中、こうした施設では契約に関するトラブルが相次いでいるとして、国民生活センターが公式サイトなどで注意を呼び掛けています。
体験時は通常プランへの「自動更新」に注意
国民生活センターによると、スポーツジムやフィットネスクラブなどについて、「割引や特典のつくキャンペーンを契約したが、解約を申し出ると違約金を請求された」「解約手続きをしたはずが、料金の引き落としが続いていた」「解約したいが、事業者に電話がつながらない」など、解約に関する相談が寄せられているということです。
また、「体験やお試しプラン終了後、通常プランに自動更新されていた」という相談もあるといいます。
国民生活センターは、こうした相談に関する特徴と問題点を次のように分析しています。
【相談事例から見る特徴と問題点】
・利用開始前など早期の申し出であれば無条件で解約できると思っている消費者が多い。
・消費者が解約の希望を伝えたものの、正式に解約できていないまま料金の引き落としが続くケースが見られる。
・体験やお試しプランの終了後に契約が自動更新されることについて、消費者が認識していないケースが見られる。
・無人のスポーツジムやオンラインレッスンについて、解約などの手続きや問い合わせをしたくても連絡が取れない。
国民生活センターはトラブルを防ぐために、契約前に解約時(休会時・退会時)の連絡先や精算方法、プランの期間などを確認するよう注意喚起しています。体験やお試しプランの場合、自動更新の有無などについて確認するようアドバイス。
また、解約時は解約の手続き方法や申し出期間をしっかり確認するとともに、不安に思った場合は早めに消費生活センターなどに相談するよう、呼び掛けています。