甘いものが苦手な人にも◎ スイーツ芸人・スイーツなかのさんオススメの「おとなのチョコレート」10選
真冬に味わうチョコレートは一層奥深く、“おとな”な印象。今回はバレンタイン限定や昨今注目のチョコレート&スイーツを、その道の賢者にセレクトしてもらいました。
セレクトしてくれた方:スイーツなかのさん
パンケーキハットがシンボルマークのスイーツ芸人。食べ歩いたスイーツの数は軽〜く1万種超!最新情報から老舗、街の小さなお菓子屋さんまで網羅していることで知られている。各種媒体での連載や出演、自らプロデュースするイベントなど、幅広く活躍中。(https://www.instagram.com/yorosweets/)
『ジャン・ミッシェル・モルトロー』マリアージュ・デ・クル(9個入) 3294円
フランス生まれの100%オーガニックチョコレート
オーガニックショコラの第一人者といわれるフランス人ショコラティエ。日本に常設店舗はないが、バレンタインなどイベントごとにポップアップで登場する。
「カカオ感が強く、合わせる素材もすべてオーガニックのものを使っているのも特徴です。ビターで甘過ぎないので、甘いものが得意ではない男性へのプレゼントにもぴったりなチョコレートです」
西武池袋本店7階[1/19(金)〜2/14(水)]ほか、日本橋三越本店、日本橋高島屋など関東19店舗、関西6店舗で展開。各店の販売日程はwebサイトで要確認。(https://www.jmm-chocolate.jp)
『ラ・ブティック・ドゥ・ユキノシタ・カマクラ』テリーヌ・オ・ナポレオン 2160円
精巧な作りに驚く注目パティシエの渾身作!
次世代を担う若手パティシエとして注目される佐々木元さんが作るケーキブティックの人気商品。
「佐々木シェフが世界大会で入賞したケーキを再構築した商品です。中の層にはイタリア産ヘーゼルナッツや国産の瀬戸内レモンが射込まれていてなんとも緻密な作り。これまでになかったタイプの繊細なテリーヌで、最初に食べたときは衝撃を受けました」
[住所]神奈川県鎌倉市小町2-12-25
[電話]0467-53-9692
[営業時間]10時〜18時
[休日]不定休
[HP]https://yukinoshita.info
『和光』アデュルト(5個入) 2484円
お酒好きもきっと気に入る気品ある一品
銀座の名店・和光が自家アトリエで作るチョコレート。軽い口溶けのトリュフは自慢の一品だ。
「和光のお菓子は品質の高さに定評がありますが、ショコラティエも実力派として知られています。シャンパントリュフが有名で、こちらはそれをアレンジしたバレンタイン商品。コニャックやラムなど5つのお酒を使っていて、お酒好きに喜ばれそう」
[住所]東京都中央区銀座4-4-8 和光アネックス1階 ケーキ&チョコレートショップ
[電話]03-3562-2111(代)
[営業時間]10時半〜19時半、日は〜19時
[休日]無休
[販売期間]1/11(木)〜2/14(水)※売り切れ次第終了
[HP]https://www.wako.co.jp
『テオブロマ』カキノタネ チャレンジ 1339円
日本を代表するショコラティエの個性派タブレット
世界のコンクールで多くの受賞歴を持つ土屋公ニさんがオーナーシェフを務めるチョコレートショップの人気商品。
「日本のチョコレート界を牽引してきた土屋シェフの一番ユニークなタブレットだと思います。ホワイトチョコ、青のり、柿の種、ナッツのバランスが絶妙。素材の組み合わせが秀逸な土屋シェフらしい、他にないチョコです」
ミュゼ・ドゥ・ショコラ テオブロマ
[住所]東京都渋谷区富ケ谷1-14-9
[営業時間]10時〜19時
[休日]無休
[HP]https://www.theobroma.co.jp
『マキア・ド・カカオ』ザ・ピーカンナッツショコラNo.3 420g缶 6480円
カリッと軽やかナッツの香ばしさに虜になるファン多数
ミシュラン星付きレストラン『エディション・コウジ シモムラ』の下村シェフが手がけるチョコレートブランド。
「もとはレストランのプティフールだったそうで、商品化が待たれた一品。最高級の大粒ピーカンナッツがキャラメリゼされカリッと小気味よく、レストランクオリティの贅沢な味わい。スタイリッシュなパッケージも男性受けしそうです」
エディション・コウジ シモムラ
[住所]東京都港区六本木3-3-1 六本木ティーキューブ1階
[電話]03-5549-4562
[営業時間]12時〜15時、18時〜19時半
[休日]不定休
[HP]https://www.edition-koji-shimomura.com
『パレスホテル東京』Chiyo Choco 〜2024 edition〜 3800円
アーティストがホテルのイメージを鮮やかにデザイン
ホテル開業以来、千代紙を模した人気の“千代ちょこ”。毎年、違うアーティストとコラボした特別バージョンを限定発売する。
「アルバム風のパッケージも素敵で、毎年楽しみにしています。極薄で口溶けがよく、定番の千代ちょこも大好きです。今年はデザインがポップなので、多様化するバレンタインでは女性に渡してもいいかもですね」
[住所]東京都千代田区丸の内1-1-1 パレスホテル東京 地下1階 ペストリーショップ「スイーツ&デリ」
[電話]03-3211-5315
[営業時間]10時半〜19時
[休日]無休
[HP]https://www.palacehoteltokyo.com
【関西】『洋菓子マウンテン』杏と塩 2149円
シンプルだけど計算された味の物語を感じて
同店が世界大会で優勝したチョコレートをリメイクした傑作。
「ショコラティエの水野直己さんは世界大会での優勝経験もあり、日本でもチョコ好きによく知られています。杏のフルーティさ、チョコの甘さ、最後に粒塩で締めるという味覚のストーリーを意識した作りに脱帽。チョコを食べ慣れない人もこれでチョコに開眼するかも!?」
[住所]京都府福知山市字猪崎小字山本322
[電話]0773-22-1658
[営業時間]11時〜18時(ショップ)
[休日]水、不定休あり
[HP]https://suit-chocolate.com/mon-010
【関西】『Sachi Takagi』Coffee 2484円
アートのような美しいデザインは贈り物にしたくなる
生クリームやバター不使用のプラントベース(植物性)の生チョコを展開するブランド。コーヒーの風味が心地よく香る。
「最近増えてきたプラントベースのブランドの中でも注目されています。コーヒー豆などの素材から色彩をイメージするとか。甘過ぎず透明感のある味わいは、いわゆるチョコのイメージを変えてくれます」
RAU
[住所]京都府京都市下京区河原町通四条下ル2稲荷町318-6 GOOD NATURE STATION内1階
[電話]075-352-3715
[営業時間]10時〜19時
[休日]施設に準ずる
[HP]https://online.goodnaturestation.com/c/brand/sachitakagi/s16103
【関西】『equ(エキュ)』オランジェット 3888円
斬新なビジュアルとやさしい味わいが新感覚のテイスト
世界的シェフ、故ジョエル・ロブションのパティスリー部門を16年任されていた名パティシエ・中村氏の傑作。概念を覆す新発想のオランジェット。
「初めて食べたときはその発想に驚きました。肉厚のオレンジコンフィをはじめ、日本酒の『獺祭』を使うビターチョコ、ホワイトチョコで包む2層付けも新鮮。唯一無二のオランジェットです」
[住所]大阪府大阪市中央区南久宝寺町1-6-6 CONCOM南久宝寺401号
[電話]なし
[営業時間]11時〜15時(ショップ)
[休日]月・火・水
[HP]https://www.tadashinakamuraparis.com
【関西】『ASSEMBLAGES KAKIMOTO(アッサンブラージュ・カキモト)』ルーローショコラ 4320円
チョコレートだけで作られた驚きのロールケーキ
小麦粉を使用せず、口溶けの違うビターミルクとハイカカオの2種類のガナッシュを巻いたロールケーキ。
「チョコレートだけで作っているのに、濃厚だけどまったくもたれない、奥深い味わい。その高い技術にも感動です。パティシエの垣本晃宏さんはパフェなども素晴らしく、お菓子好きならぜひお店にも足を運んで欲しいですね」
[住所]京都府京都市中京区竹屋町通寺町西入ル松本町587-5
[電話]075-202-1351
[営業時間]12時〜18時(ショップ)
[休日]火、水、不定休あり
[HP]https://suit-chocolate.com/abk-002
多彩に広がっていくチョコレートの魅力を再発見して欲しい
“おとなのチョコレート”というテーマで、意識したのはふたつでした」というスイーツなかのさん。
「ひとつは、自分のために買って欲しいチョコレートという目線です。1日の終わりに、ゆっくりチョコレートを味わって豊かな時間を過ごしてもらいたいと考えました」
あたかも仕事の後に行きつけのバーでひと息つくような、そんなチョコレートの食べ方を提案したいという。
例えば『洋菓子マウンテン』の「杏と塩」やカカオ感が強い『ジャン・ミッシェル・モルトロー』など質の高いチョコレートは、ひと粒でも気分をリフレッシュしてくれるのだ。
「もうひとつは、甘いものが得意ではない方にも食べて欲しいということ。バレンタインが近くなると、甘いものが苦手な男性に喜ばれるチョコレートはありますかとよく聞かれます。例えばお酒が入っている『和光』のトリュフや、『マキア・ド・カカオ』の甘さ控えめのピーカンナッツショコラなどはパッケージもスタイリッシュで男性でも気後れしません。
自分へのご褒美として買って、お酒のお供にしてもいいですね。最近はバレンタインの売り場でもペアリングの提案が増えていて、お酒と合わせるのもトレンドなんです」
この冬、なかのさんがおすすめするチョコレートで、そんな“おとなの密かな愉しみ”を探してみては。
撮影/鵜澤昭彦、スタイリング/中山暢子、取材/岡本ジュン
※2024年2月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。