2023年8月末、渋谷に開業した首都圏初の「ホテルインディゴ」。

そのメインダイニング『Gallery 11』は、渋谷に惚れ直すような、街を色濃く感じられる空間。

音楽やアートなど、渋谷カルチャーが詰まった一軒では、心弾むデートが叶うこと間違いなし!


渋谷の音楽カルチャーを可視化した、刺激的なダイニング

エレベーターの踊り場の隣にある『Gallery 11』の入口。宿泊者はルームサービスでプレイヤーとレコードを借りることも可


東京にできる「ホテルインディゴ」の立地が渋谷の旧ドン・キホーテ跡地と聞いた時は、いい予感しかしなかった。

ウィットに富んだデザインでその土地を表現するブランドだから、ポップな渋谷カルチャーをテーマに「かましてくれるだろう」といった期待があったのだ。

11階にあるオールデイダイニング『Gallery 11』は、そんな期待に第一印象からぴったり応える。

最初に目に入るのは、レコードがずらりと並ぶ棚。なんとニュージーランド出身のGMが、自ら2,000枚以上を開業のために集めたとか。

GMにきっちり音楽好きな人が着任している時点で、もう楽しい。渋谷は世界一レコードがある街としてギネス認定されたこともある街なのだ。

レコードの横にはピースサインやけん玉が飾られたりして、渋谷らしくご機嫌である。



“アートのあるダイニング” “美味しいギャラリー”

奥に見えるアートはテクノなどの音楽ジャンルを視覚化した『SOUNDS OF SHIBUYA』(作・DENPA)


さらに面白いのが、館内に渋谷の街にインスパイアされたアートが溢れ、ビジターでも十分に楽しめること。

『Gallery 11』にも15名のアーティストによる作品が点在し、やはり気になったのはハチ公をモチーフにした絵。

店舗HPにアート解説が載っているので、ギャラリーとしてじっくり見るのもいいだろう。



右はウイスキーにブルーキュラソーなどを合わせた「マンハッタン、スパン」1,760円、左はジンベースにアップルビネガーやベルモットを加えた「ハチ香」1,870円


アートを巡り歩くと、小さなスケートボードにのるアフタヌーンティーを味わう人、仕事をする人、カクテル片手に話す人など、様々な過ごし方が目に入る。



『Gallery 11』では日本の食材を使った国際色豊かな料理を味わえる。写真はブリオッシュに近い自家製バンズに分厚い和牛パティを挟んだ「Homeバーガー」。アクセントは椎茸とわさびマヨネーズ。2,475円


サードプレイスとしての一面もあり、仕事の途中にハンバーガーならぬ「Homeバーガー」を頰張るのもよいと想像した。

シドニーのレーベルが選んでいるという時間帯でノリが変わるBGMもセンス抜群である。



看板を眺めるだけでも面白い!渋谷の街を一望できるテラスへ

天候に問題がなければ利用できるテラス席


11階に来たら、寒い日でも一度はテラスを見てほしい。そこは完全に渋谷のエアポケットだ。都心にここまで巨大で席間の広いテラスをよく作れたなと驚く。

変わりゆく街の景色を一望し、「スクランブル交差点の人の数!」「また新しいビルを建て始めている」「あの道をギャルとして歩いてみたかった!」と会話が途切れない。

春夏にあのテラスで気持ちよく飲むのが待ち遠しい。

思いたった数時間後に行ける気軽さもよく、急なデートの場所としてもおすすめしたい。


■店舗概要
店名:Gallery 11
住所:渋谷区道玄坂2-25-12 ホテルインディゴ東京渋谷 11F
TEL:03-6712-7475
営業時間:朝食 6:30〜(L.O.10:30)
     ランチ 11:30〜(L.O.14:00)
     アフタヌーンティー 14:30〜(L.O.16:00)
     ディナー 18:00〜(L.O.21:30)
     バー 10:30〜(L.O.23:30)
定休日:無休
席数:テーブル126席、テラス60席


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