イーロン・マスクがテスラの人型ロボット「Optimus」がTシャツを器用にたたむ動画を公開、テスラの株式保有率が低すぎることに不満も示す
イーロン・マスク氏の電気自動車メーカーであるテスラは、2023年12月に人型ロボット「Optimus」の第2世代を発表しました。マスク氏はこのOptimusが洗濯物を器用にたたむ様子を撮影した動画を公開しています。
Elon’s Tesla robot is sort of ‘ok’ at folding laundry in pre-scripted demo | TechCrunch
https://techcrunch.com/2024/01/15/elons-tesla-robot-is-sort-of-ok-at-folding-laundry-in-pre-scripted-demo/
Optimus folds a shirt pic.twitter.com/3F5o3jVLq1— Elon Musk (@elonmusk) January 15, 2024
カゴの中からTシャツを取り出すOptimus。
両手でTシャツを横向きに保持します。
机の上に置いてそのまま縦に1度折りたたみます。
さらにもう一度。
その後、三つ折りすることでTシャツの折りたたみは完了。
動画の中でOptimusは「用意された洗濯カゴの中に入ったTシャツを、これまた用意されたテーブルの上という限定された環境」でおりたたんでいます。しかし、マスク氏は「Optimusはまだ洗濯物のおりたたみを自律的に行うことはできませんが、任意の環境で完全に自律的にこれを実行できるようになることは確かです」と述べ、将来的にはあらゆる環境のあらゆる衣類を自在にたためるようになると言及しています。
Important note: Optimus cannot yet do this autonomously, but certainly will be able to do this fully autonomously and in an arbitrary environment (won’t require a fixed table with box that has only one shirt)— Elon Musk (@elonmusk) January 15, 2024
マスク氏はX(旧Twitter)の買収に際し、テスラ株を大量に売却しました。これにより、マスク氏の保有するテスラ株は12%超ほどになったとBloombergは報じています。
しかし、マスク氏はテスラ株保有率が25%を下回るため、同社の議決権を持てていないことに不満を示しました。
同氏はモチベーションを維持するためになぜ多額の報酬パッケージが必要なのかという質問に対して、「テスラをAIおよびロボティクス業界のリーダーとして成長させるためにリーダーシップを発揮するには、25%の議決権を持たなければ気が済みません。影響力を持つには十分ですが、私が決定を覆せるほどではありません。この状況が続くなら、私はテスラの外で製品を作りたいと考えています。」「株式保有率が25%を超えていれば、反対票を投じる株主の2倍の賛成票を投じ、決定を覆すことができます。15%以下では、決定を覆すだけの株式保有率を持っていないため、怪しげな利害関係者による買収を簡単に許してしまう可能性があります」と言及し、株式保有率が25%を下回り続けるなら、テスラ以外で製品を作ることもあり得ると示唆しています。
I am uncomfortable growing Tesla to be a leader in AI & robotics without having ~25% voting control. Enough to be influential, but not so much that I can’t be overturned.
Unless that is the case, I would prefer to build products outside of Tesla. You don’t seem to understand…— Elon Musk (@elonmusk) January 15, 2024