｢滑舌が悪い人｣劇的に改善する"魔法の1分練習"
滑舌を良くしたい人は今すぐやるべき！「魔法の1分練習」をご紹介します（写真：プラナ／PIXTA）
フリーアナウンサー、ボイス・スピーチデザイナーとして活躍し、15万部突破『たった1日で声まで良くなる話し方の教科書』などのヒット作を持つ魚住りえさん。
「朗読の名手」との呼び声も高く、温かく心に響く声にファンも多い。その独自の朗読メソッドを初公開した『話し方が上手くなる! 声まで良くなる! 1日1分朗読』もロングセラーとなっている。
このたび、「もっと1日1分朗読で、声と話し方を良くしたい！」との声に応え、『話し方が上手くなる! 声まで良くなる! 1日1分朗読 これぞ日本語最高峰! 何度でも読みたい名文・名作編』を上梓した魚住さんが、東洋経済オンライン読者に向け、「滑舌が悪い人｣が劇的に改善する"魔法の1分練習"を伝授する。
来年こそ「滑舌」を良くしませんか？
みなさん、こんにちは。アナウンサーの魚住りえです。
突然ですが、みなさんは「滑舌」に自信がありますか？
10人いたら7、8人が「自分は滑舌が悪い」とおっしゃるぐらい、滑舌が悪いという悩みは多いです。
実際に、声量もあるし、いい声なのに、滑舌が悪いがために損をしている人は少なくないのです。
滑舌が悪いと、スピーチやプレゼンにもマイナスです。話が聞き取りづらく、内容がどんなによくても伝わりません。
でも、滑舌は、誰でもちょっと練習するだけで、みるみる上達します。
それが「魚住式滑舌トレーニング」です。
誰でも、走ったり泳いだりする前には、ストレッチやウォーミングアップをしますよね。それと同じで、口のまわりの筋肉を事前にほぐしてあげると、見違えるように口の動きが良くなります。
もちろん、私も人前で話す前には必ずこの「滑舌トレーニング」を行っています。
では、私がいつも行っている滑舌トレーニングを紹介しましょう。
魚住式滑舌トレーニング� ヾ靄椶諒豌擦鯣�音する
鏡を見ながら、「ア」「イ」「ウ」「エ」「オ」の母音を発音します。
目を大きく見開いて、「やり過ぎ？」というぐらい、極端に口を動かすことが大事です。
これを行うだけで、ビックリするほど聞き取りやすい声になります。
「魚住式滑舌トレーニング」をやってみよう！
毎日行えばわずか3日で「口が動かしやすくなり、喋りやすくなった！」「言葉が出やすくなった！」など、さまざまな効果が実感できるはずです（イラスト：『話し方が上手くなる! 声まで良くなる! 1日1分朗読』より）
ア
上下の歯が見えるぐらいに、大きく、丸く口を開けます
イ
口の両端を思い切り横に引っ張ります
ウ
チューの形で口をすぼめたあと、少し緩めます
エ
「イ」の形から、下唇だけを下げます
オ
「ア」と「ウ」の中間程度に口を丸く開けます
このトレーニングだけでも効果絶大！
毎日行えばわずか3日で、週に2〜3回行うなら2週目あたりで
「口が動かしやすくなり、喋りやすくなった！」
「言葉が出やすくなった！」
など、さまざまな効果が実感できるはずです！
魚住式滑舌トレーニング�◆（儡薀┘�ササイズ
もうひとつ、顔の筋肉を動かすことで滑舌をよくするトレーニングも紹介します。
筋肉を鍛えることが大事なので、どんな変顔になっても臆せずにやってみてください。
場合によっては、声は出さなくてもOKです。
鏡を見ながら「ア→オ」「ア→ウ」「ウ→エ」と発音します。
この「変顔エクササイズ」もおすすめ。顔の筋肉を動かすことで滑舌が良くなります（イラスト：『話し方が上手くなる! 声まで良くなる! 1日1分朗読』より）
週2〜3回でもOK！ 「続けること」が大事
この滑舌トレーニングはスピーチやプレゼンの前に行うだけでなく、普段から行うことで、滑舌がみるみる良くなっていきます。
毎日でなくても、週に2〜3回でもOK。回数も別に決まりはないので、好きなだけ行ってください。「続けること」が大事です。
また、滑舌を良くするために、なんといってもおすすめなのが「朗読」です。
新刊『話し方が上手くなる! 声まで良くなる! 1日1分朗読 これぞ日本語最高峰! 何度でも読みたい名文・名作編』では、朗読用の例文をたくさん掲載しています。
私のYouTubeチャンネル（魚住りえチャンネル）では、本書掲載の名文・名作の「朗読のお手本」が聞けます。こちらもぜひ聞いてみてくださいね！
（動画：魚住りえチャンネル／YouTube）（魚住 りえ ： アナウンサー）
