リンス、コンディショナー、トリートメントの違いは?

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 シャンプーと一緒に使われる製品として、リンスやコンディショナー、トリートメントがあります。これらは「髪をサラサラにする製品」とイメージされていますが、具体的な違いがよく分からないと感じたことはありませんか。

 リンス、コンディショナー、トリートメントは、それぞれ何が違うのでしょうか。美容師の原木佳祐さんに教えていただきました。

保湿成分の配合量に違い

Q.リンス、コンディショナー、トリートメントの違いについて、教えてください。

原木さん「これらの製品は保湿成分の配合量がそれぞれ異なります。保湿成分の配合量が最も多いのはトリートメントで、次いでコンディショナー、リンスと続きます。

また、機能面でも違いがあります。リンスとコンディショナーは髪の外側をコーティングしてケアする製品ですが、トリートメントは髪の内部に栄養成分を浸透させてダメージケアをしていく製品です」

Q.髪質によって使い分けた方が良いのでしょうか。

原木さん「髪のダメージなどをあまり感じておらず、強い癖がない人は比較的どの製品でも合うと思います。一方、髪のダメージが気になっている人や髪の癖が強い人は、保湿成分が多い製品を選んだ方が効果が高いと思います」

Q.ちなみに、シャンプーを選ぶ際の注意点について、教えてください。

原木さん「高級アルコール系シャンプーやせっけん由来成分のシャンプーなどは、洗い上がりはさっぱりする一方、洗浄力が高く、保湿感が足りないことがあります。こうした製品は洗い上がりがキシキシしてしまったり、髪に栄養や水分をうまく届けられなくなってしまったりすることがあるため、注意が必要かもしれません。

また、一時期話題となった『ノンシリコンシャンプー』も洗浄力は高いですが、保湿成分があまり含まれていないことが多いです」

 リンスやコンディショナー、トリートメントをうまく使い分け、きれいな髪を目指していきましょう。