ハピラインふくい、増発もします。

IRいしかわ鉄道とも相互直通


ハピラインふくいの車両イメージ。JR西日本の521系電車を改造するという(画像:ハピラインふくい)。

 2024年3月16日(土)の北陸新幹線 敦賀駅延伸をもって、JR西日本から第三セクターの「ハピラインふくい」へ移管される敦賀〜大聖寺間。同日に実施されるダイヤ改正について2023年12月15日(金)、ハピラインふくいが詳細を発表しました。

 これによると、朝・夕時間帯の敦賀〜福井間に快速列車を設定。通勤・通学の利便性向上を図るとしています。運行本数は朝・夕とも4本ずつです。なお、最終「しらさぎ」廃止に伴う代替列車に接続する列車としても、敦賀発 福井行きの快速が1本設定されます。

 快速は主要駅に停車予定です。現行のJR北陸本線に快速はないため、敦賀〜福井間を料金券不要の列車(普通)で移動すると約50分かかりますが、ハピラインふくい開業後の快速では約40分となります。

 このほか、福井駅周辺で列車が増発されるほか、日中は毎時一定時刻に発着する「パターンダイヤ」が導入されます。また、特急列車の廃止に伴い待避の必要性がなくなることから、各駅間の所要時間も短縮。さらに新幹線駅では乗り継ぎしやすくするなど、便利で分かりやすいダイヤとなります。

 なお、大聖寺駅以北のIRいしかわ鉄道とも直通運転を行い、県境をまたがる場合も不便がないようにします。