ガンバ大阪、「最強の外国人選手」はこの5名!
創設から30年という節目を迎えたJリーグ。その中では多くのクラブがタイトルを獲得し、存在感を見せてきた。
今回はAFCチャンピオンズリーグも制覇した経験を持つガンバ大阪から「歴代最高の外国人選手」を5名選んでみた。
パトリック・エムボマ
生年月日:1970年11月5日
ガンバ大阪所属:1997〜1998年
ガンバ大阪の歴史上、最も「驚きを与えた外国人選手」といえば間違いなくパトリック・エムボマであろう。現役のカメルーン代表ストライカーという実績を引っ提げてやってきたJリーグで、数々の信じられないようなゴールを決めた。
デビューとなったベルマーレ平塚戦ではリフティングから複数人のディフェンスを抜き去って弾丸シュートを叩き込み、その怪物っぷりを日本人に見せつけた。
シジクレイ
生年月日:1972年5月13日
ガンバ大阪所属:2004〜2007年
彼よりも派手な選手は数多く存在し、彼よりもたくさんの試合に出た選手もいる。ただ、タイトルを獲得した黄金時代のガンバ大阪で彼よりも重要だった外国人選手は一人もいない。
2004年にヴィッセル神戸から加入したブラジル人MFのシジクレイ。献身的かつ堅実なディフェンス、鉄壁の空中戦、そしてボランチも最終ラインもこなすユーティリティ性、外国人ながらキャプテンも務められるリーダーシップと完全無欠のバランサーであった。「残念、そこはシジクレイだ」という言葉は一種のネットミームに。
アラウージョ
生年月日:1977年8月8日
ガンバ大阪所属:2005年
ガンバ大阪には数多くの外国人ストライカーが所属したが、アラウージョほどのインパクトを残した選手は少ない。2005年に清水エスパルスから加入し、フェルナンジーニョや大黒将志とともにJリーグの歴史に残る最強の攻撃陣を形成した。
1シーズンで決めた33試合33ゴールという数字は外国人選手としてJリーグ最多記録であり、この年のMVP、ベストイレブン、得点王と個人タイトルを総ナメした。事情により1年のみに所属だったのが残念である。
オ・ジェソク
生年月日:1990年1月4日
ガンバ大阪所属:2013〜2020年
「最強の」と言われれば語弊があるかもしれないが、彼ほどガンバ大阪のファンに愛され、そしてガンバ大阪を愛した外国人選手はいない。2013年に江原FCから加入し、ローン移籍を2度経験したあと、2020年に退団するまで長く所属した。
当初の苦戦、怪我、そして2019年からの出場機会減少など数々の厳しい状況を乗り越えながら日本に適応し、日本語をほぼ完璧にマスター。惜しまれながらガンバ大阪を退団した際にはサポーターから大きな拍手が贈られた。
パトリック
生年月日:1987年10月26日
ガンバ大阪所属:2014〜2017、2019〜2022年
【関連記事】横浜F・マリノス、「歴代最高の日本人選手」はこの5人!
2度ガンバ大阪に所属したブラジル人ストライカーのパトリック。加入初年度のJリーグで優勝を果たし、ベストイレブンと最優秀選手賞に選ばれた。
圧倒的なフィジカルと空中戦を武器にした個人能力系のストライカーでありながらも、ピッチ内外で献身的かつ真面目な取り組みを見せ、彼を生かす一発のボールは「戦術パトリック」とも言われるほど強烈だった。帰化を目指すほどに日本を愛し、言葉の習得にも積極的に取り組んでいる。今も息子のフェリペはガンバ大阪下部組織に所属中。