12月4日、明治安田生命が、2023年に生まれた子どもの名前ランキングを発表した。

【男の子】
1位「碧」
2位「陽翔」
3位「暖」
4位「律」
5位「蒼」

【女の子】
1位「陽葵」
2位「凛」
3位「紬」
4位「結愛」
5位「結菜」

 読み方別では

【男の子】
1位「ハルト」
2位「ミナト」
3位「ユイト」
4位「アオト」
5位「リク」

【女の子】
1位「エマ」
2位「ツムギ」
3位「ミオ」
4位「サナ」
5位「メイ」

 となっている。

 男の子は、昨年4位だった「碧」が初めて1位に。読み方の「ハルト」はなんと15年連続の1位。4位まですべて「○○ト」となっている。女の子は「陽葵」が2年連続1位。読み方は「エマ」が2年連続1位。

 調査した明治安田生命では、「アオイ」「ハル」「ヒナタ」など、男女ともに使える “ジェンダーレスネーム” の人気が上昇中だと分析している。また、女の子の読み方では、外国でもなじみやすい響きで国際的な雰囲気を感じさせる “グローバルネーム” が人気だとしている。

 この結果に、SNSではこのような声が。

《男の子も女の子もトップ3が既に読めないです》

《どういう名前でどういう漢字使ってもいいから、せめてふりがな振ってくれんか》

《「海外でも呼びやすいグローバルネーム」←その前に日本人同士で読める名前をだな……》

《男の子のこれはアオ?アオイ?ミドリ?どれ?》

「『碧』の本来の読み方は『あお』『みどり』『ヘキ』ですが、名前では『アオイ』『アオ』と読ませることが多いようです。

『陽翔』は『ハルト』『ヒナト』『ヒナタ』。『暖』は『ダン』『ハル』が多いですが、『アツシ』『ノン』と読ませるパターンもあります。『ノン』は『暖気(のんき)』などから来ているのでしょう。

 女の子の『エマ』ですが、漢字は『咲茉』『衣舞』『愛麻』など、少なくとも数十種類は存在します」(週刊誌記者)

 読めるようで読めない……こんな風潮に、SNSでは

《漢字通りに読めない名前つけられたら、子どもが大人になった時に周りにいちいち読み方を説明しないといけない》

 との意見も。「救急救命士」だという人物からは

《身元不明の傷病者を扱う場合、警察官に所持品から情報収集をしてもらうことがあります。ところがIDの類が運転免許証しかない場合、この手の名前だとヨミガナがわからないという地味な問題が発生します。苗字はともかく、下の名前が特殊だと調べようがありません》

 という悩みの声もある。

 ちなみに、50年前の1973年(昭和48年)生まれは

【男の子】
1位「誠」
2位「剛」
3位「哲也」
4位「直樹」
5位「健一」

【女の子】
1位「陽子」
2位「裕子」
3位「真由美」
4位「智子」
5位「純子」

 でした。あー、読みやすい。