FDK<6955.T>が反発している。前週末1日の取引終了後、レアアース事業などを手掛ける三徳(神戸市東灘区)の子会社である中国・包頭三徳電池材料(BSBM)の三徳出資分を取得し子会社化すると発表しており、好材料視されている。

 BSBM社で培われた水素吸蔵合金の製造・開発に関する技術とFDKが有するニッケル水素電池の開発力や販売網を融合することで、競合他社との更なる差別化を図るのが狙い。三徳の持ち分である94.4%を24年2月下旬に10億8900万円で取得する予定。なお、これに伴い24年3月期第4四半期に負ののれん発生益として約5億円を特別利益に計上する見込みだが、業績への影響は精査中としている。

出所:MINKABU PRESS