「KFC」をテーマに結婚式を挙げたシンガポールのカップル、米国は不思議そうに見ていた…
人生の一大イベントである結婚式は、ディズニーファンならディズニーランドで、鉄道ファンなら電車を貸切って行いたいと思うでしょう。ケンタッキーフライドチキン(KFC)好きなら、もちろん結婚式でもKFCに囲まれたい……。そんな熱い思いを形にして「夢が叶った!」と興奮気味にFacebookに投稿したシンガポール人カップルがいます。
シンガポール在住のレイン・ル・ウォンさん(32歳)は、KFCが大好きな女性です。そこで自身の結婚式でも、招待客への料理にはKFCのフライドチキンを大量に用意しました。会場のあちこちに、赤の「KFC」のロゴや、赤いラインが入ったおなじみのカップなどをディスプレイしたのです。
極めつけは、新婦のウォンさんが手にしたフライドチキンのブーケ。花に6個ほどの大きめのフライドチキンが刺さったブーケが用意され、ウォンサンはそれを手にして満足そうな表情を見せています。
I had the KFC-themed wedding of my dreams - with a fried chicken bouquet and all https://t.co/vw2mtiYB8G pic.twitter.com/H6uWswjTRw
- New York Post (@nypost) November 29, 2023
しかも、この依頼を受けた地元のKFCのマネージャーは、依頼者のウォンさんが、歩くことが難しく車椅子を使っていることを知り、シンプルなお祝いの言葉を贈る以上のことをしたいと決意。ジンジャースパイシーチキンサンドを再現した巨大なチェアと、写真撮影用の背景に使えるボードもプレゼントしたそうです。
これにウォンさんは感激。動画では、フライドチキンのブーケを参加者に“ブーケトス”をして楽しんていたとか。
米国発のKFCがシンガポールに上陸したのは1977年。もう45年以上もの歴史があり、人々の間ではおなじみのファストフードとして親しまれているのでしょう。しかしその一方、今回の出来事を不思議そうに見ているのが米国人です。このニュースを報じたNew York Post紙のXの投稿には肯定的な意見があるものの、「私もKFCが好きだけど、この結婚式はちょっとやり過ぎかも……」というようなコメントもあります。
ちなみに、今回のウェディングの料理にかかったコストは2300ドル(約34万円※)で、KFCが負担してくれたそうです。新郎新婦に幸あれ。
※1ドル=約147.7円で換算(2023年12月1日現在)
【主な参考記事】
New York Post. I had the KFC-themed wedding of my dreams - with a fried chicken bouquet and all. November 29 2023
The Starits Times. From bouquet to buffet: Couple serve up KFC-themed wedding. November 29 2023