「30年前の軽トラ」が190万円で落札!“少しいじった”ホンダ「農道のNSX」が米オークションに出品

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日本の軽トラがオークションに

 北米のクルマオークションサイト「Cars and Bids」にホンダ軽トラック「アクティ」が出品され、2023年11月21日に1万2900ドル(約190万円)で落札されました。渡米したアクティは少し手が加わった状態ですが、どのようなモデルなのでしょうか。

オークションに出品されたホンダ「アクティ」(画像:cars&bids)

 アクティはホンダ初の4輪自動車「T360」の流れを汲む形で、1977年に初代がデビュー。

【画像】「えっ…!」これが「190万円」で落札された30年前のホンダ「アクティ」です(46枚)

 その後、1988年に2代目、1999年に3代目、2009年に4代目とモデルチェンジを重ねてきましたが、2021年に生産を終了しています。3代目までは商用バンタイプも販売されていました。

 軽トラとしては唯一無二のミッドシップエンジン・リアドライブ(MR)という駆動形式を採用していることから、「農道のフェラーリ」、もしくはホンダのMRスーパースポーツカーから名前を取り「農道のNSX」とも呼ばれるなど、今なおマニアックな人気を集めます。

 今回、ユタ州のオーナーから出品されたアクティは1993年製の2代目です。パワートレインは660cc直列3気筒エンジンと5速MTを組み合わせ、最高出力38馬力を発揮します。2WDと4WDの切り替えが可能。走行距離は4万908kmです。

 特徴は、いくつか加飾・改造されていること。15インチホイールやフロントリップスポイラー、フェンダーフレア、ドアバイザーなどが加わり、原形の風貌から少し変化しています。

 白いボディには塗装剥がれやへこみ、汚れなどが少しあるものの、出品前にエンジンオイルとフィルターが交換され、キャブレターも取り替えられたといいます。

 今回の競売では計38回の入札があり、最終的には1万2900ドル(約190万円)で落札されました。

 オークションサイトには122枚の高画質画像が掲載され、車両の状態を詳細に確認できます。