「一期一会じゃないですけど」「子どもだったら…」千葉和彦のファン・サポーターとの接し方【新潟】

　アルビレックス新潟はクラブ創設当初から地元のファンに熱狂的に愛されているが、実際、選手は“新潟のサッカー熱”をどう感じているのか。千葉和彦は言う。

「ビッグスワン（新潟のホームスタジアム）が出来た当初から集客率は注目されていて、新潟においてアルビレックスの存在はすごく大きいと思います。またこうやってJ１の舞台で戦ってきて、自分たちの（攻撃的な）サッカーが根付きつつある。その中で温かい目で見てくれるファン・サポーターの方は多いですし、みなさんの期待に応えたい想いが強いです」

　千葉自身、ファン・サポーターから話しかけられることは嫌いではない。いや、むしろ好きなほうである。
 
「ファン・サポーターの方で声をかけるのを躊躇っているけど、こっちに気づいているなと思ったら、自分から行きます。子どもだったら『一緒に写真を撮る？』とか声をかけるようにします。もしかしたら、その方にとったらこれが最後かもしれないじゃないですか。一期一会じゃないですけど」

　ファン・サポーターへの気遣いは、まさにプロの鏡。アルビレックス新潟が愛される理由のひとつに、千葉の存在があるのではないだろうか。

文●白鳥和洋（サッカーダイジェストTV編集長）

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