批判続く井ノ原快彦に「三足のわらじ」は可能なのか…好感度UPから一変、NGリストめぐり「腹黒い」の声も
10月2日に行われたジャニーズ事務所による会見で、好感度を一気に下げた人物がいる。新会社の副社長になる井ノ原快彦だ。
9月7日の会見から振り返ろう。
8月に公表された再発防止特別チームの調査結果及び提言を受けて行われた、ジャニーズ事務所による1回めの会見。会見場に登壇したのは、藤島ジュリー景子前社長、東山紀之新社長、ジャニーズアイランド社長である井ノ原快彦、顧問弁護士・木目田裕氏の計4名。
「井ノ原さんは、この会見で東山新社長をサポートしながら、どんな質問にも自分の言葉で語り、持論も展開するなど落ち着いた様子でした」(芸能記者)
SNSにも《井ノ原くんの誠実な対応に好感度がますます上がりました》《イノッチだけは真摯に答えてくれてるのが伝わっていくる》といった称賛の声が多数寄せられた。
2回めの会見でも、井ノ原の言動は大きく取り沙汰された。
会見の途中で指名されない記者が声を上げて反発した場面。井ノ原は、「会見は全国に生放送で伝わっております。小さな子どもたち、自分にも子どもがいて、ジャニーズJr.の子たちも見ています。被害者のみなさんも“自分たちのことで、こんなに揉めているのか”っていうのは、僕は見せたくない。できる限り、ルールを守っていく大人たちの姿を、この会見では見せていきたいと、僕は思っています。どうか、どうか落ち着いて、お願いします」と発言し、場を制した。この発言に、会場からは拍手が起こったほどだ。しかし――。
4日、NHKは、会見の質疑応答で指名してはいけない記者を挙げた「NGリスト」があったと報道した。この問題について、事務所側は公式サイトで声明を発表。事前打ち合わせに、会社が持ってきたリストにNGという記載があり、井ノ原快彦が「これどういう意味ですか? 絶対当てないとダメですよ」と発言したという。しかし、井ノ原への風向きは一変した。
SNSでは、井ノ原に対して厳しい声が多くあがっている。
《井ノ原快彦はこのNGリストの存在を知りつつ、アノ発言をしたのではないか?!だとしたら相当腹黒い》
《ぼんやり座ってる東山紀之よりある意味怖い。にこにこと笑いながら子供を利用して記者を黙らせる井ノ原快彦。腹黒い。》
と非難する声が続々届くように…。
「井ノ原さんはジャニーズ事務所所属のなかでも取材の場などでも『大丈夫ですか? 書くこと足りてますか?』などと気遣いをしてくれる人物として知られ、メディア関係者との関係も良好です。8年間MCを務めた情報番組『あさイチ』(NHK総合)では、笑顔で人当たりが良い親しみやすいキャラクターを存分に発揮、主婦層からの好感度も高い。
しかし、10月2日の会見での例の発言は、“記者から文句が出ないようにして時間を稼いでいた”と指摘されてもおかしくない。東山さんは社長就任と同時に全レギュラーを降板しましたが、井ノ原さんはタレント業継続を宣言し、現在も情報バラエティ番組『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)などの収録をこなしつつ、ジャニーズ事務所副社長、ジャニーズアイランド社長としてジャニーズJr.の面倒も見ている状況です。
タレント、ジャニーズ事務所副社長、ジャニーズアイランド社長、と“三足のわらじ”を履いている井ノ原さん、今回の件で、以前と同様のイメージを維持したまま、番組やドラマに出演するのは難しくなったのではないでしょうか」(芸能記者)
長年の芸能活動で浸透させた「礼儀正しくて、腰が低い、人の話をよく聞く」という井ノ原のイメージが回復する日はくるのだろうか…。