サイオステクノロジーは9月26日、同社のHA(High Availability)クラスターソフトウェア「LifeKeeper for Linux ver.9.8」のリリースを発表。年内にWebベースのGUIを提供するなどクラウド環境での導入が進む同ソフトの機能の拡張を図る。

「LifeKeeper」公式サイト

RHEL9.2やHANA 2.0 SPS07が新たにサポートに加わる「LifeKeeper for Linux ver.9.8」では、WEBベースのGUIの年内提供が予定されており、近日中にプレビュー版を提供する。クラウド環境を含む複数システムでの高可用性が求められるなか、大規模システムの俯瞰的な管理を想定する新たなGUI環境は、ブラウザを通じて多様なデバイスからアクセスできるため、出張先でタブレットからアラートを把握するといった活用も可能になる。今後は「LifeKeeper for Windows」への展開、APIを通じた統合監視システムとの連携などを視野に開発を進める。

WebベースのGUI画面。デザインも操作性を重視し刷新されており、構築操作が従来の1/3になるケースもあるという。マウスオーバーでの操作説明なども加わる(同社資料より)

マルチデバイスによるアクセスイメージ(同社資料より)