22日(金)の天気

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秋雨前線が日本列島を通過中で、昨夜は和歌山県、奈良県で一時、線状降水帯が発生するなど猛烈な雨となった所がありました。

その後、前線の活発な雨雲は本州の南岸付近へと南下しつつありますが、前線の北側にも、まだ広く湿った空気が残っていて、山口県は、未明から夜明けの頃は、弱い雨雲が、あちらこちらに流れ込みました。

秋雨前線は、22日(金)夜にかけてはさらに南に離れていきますが、山口県は、前線の北側に残る湿った空気の影響をしばらく受ける見通しで、天気の回復はスローペースです。

22日(金)は日中にかけてなかなか雲が取れそうで取れないスッキリしない空模様が続きそうです。夕方近くまで、時折わずかながら、にわか雨の可能性もあるため、お出かけの際は折りたたみ傘を用意しておくと良いでしょう。
スッキリしない天気のため、日中の気温は30度には届かない所が多い見込みですが、空気に湿気が多いため、ジメジメ、ベタベタした肌感覚が続きそうです。

北からの乾いた秋の空気は今夜以降、徐々に県内に流れ込み、週末は土日とも青空がシッカリ広がる見込みです。昼間は日ざしが力強くてもカラッとしたしのぎやすい暑さ。朝晩は涼しさも増し、日曜日の朝は最低気温が20度を下回る可能性があります。
しかし来週にかけては、また朝晩の涼しさがなくなっていき、昼間はムシムシした暑さが感じられることも多くなりそうです。9月いっぱいは、まだ秋の入り口と夏の終わりを行ったり来たりの気温変化となるでしょう。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)