『ハヤブサ消防団』笑顔でクランクアップ!座長・中村倫也「本当に“誇れる現場”でした」
国民的ヒットメーカー・池井戸潤氏と、変幻自在の実力派俳優・中村倫也がタッグを組んだ戦慄の田園ミステリー『ハヤブサ消防団』。
残すところあと2話となり、物語が佳境を迎えているなか、3カ月超続いた濃密な撮影が無事終了。
主演・中村倫也をはじめ、満島真之介、福田転球、梶原善、橋本じゅん、生瀬勝久ら“イケおじ消防団”メンバーが健闘をたたえあったほか、クランクアップセレモニーでは早くも“ハヤブサロス”を予感するコメントが続々と飛び出した。
◆思いを込めてラストカット撮影!
5月半ば、青空の下でクランクインした『ハヤブサ消防団』。
しかし、中村ら消防団員を演じるキャストたちは消火活動の特訓を受けるなど撮影前から準備を開始しており、クランクイン後は“4分間長回しワンカット”による大規模な消火シーン、275人のエキストラを動員した消防操法大会シーンなど困難な撮影を乗りこえて絆を深め、その後も炎天下でのロケに一丸となって立ち向かってきた。
そんなメンバーのラストカットは、小学校の校庭を借りてロケが行われた、最終話の消防訓練シーン。
クランクイン当初とは見違えるほど消防操法も上達した一同が最後の熱演を見せ、「以上をもちましてオールアップです!」というスタッフの声が響くと現場は大きな拍手に包まれた。
その後、セレモニーが開催され、一人ひとり監督から花束を手渡され、ガッチリ握手を交わしていた。
◆“座長”中村倫也が感謝!
キャスト陣はスピーチ中も抜群のチームワークを見せ、合いの手やツッコミを入れあってわちゃわちゃ。
監督がスピーチをはじめると全員で監督を囲んで正座して笑わせるなど、笑顔の絶えないセレモニーとなった。
ハヤブサの“闇”に斬り込むミステリ作家・三馬太郎を演じた中村倫也はまず、「キャストの一員かなと思うぐらい最後まで走り回ってくださって…ご協力ありがとうございました」とボランティアで撮影を支えてくれたロケ地の消防団員たちに感謝。
そして「チームワークもバランスも素晴らしい、本当に奇跡的ともいえるメンバーが集結し、その座組で“真ん中(=座長)”を務めさせていただいたことに毎日幸せを感じていました。ハヤブサの大自然に負けないくらい美しい、本当に“誇れる現場”でした」と達成感みなぎる表情で、ひと夏ともに奮闘したスタッフ、キャストをたたえた。
◆“ハヤブサロス”を予感する声も!
続くキャストたちも口々に感謝の言葉を述べ、藤本勘介役・満島真之介が「最高の先輩たちに囲まれて、毎日撮影に行くのが楽しみで楽しみで仕方なくて…。いやぁ寂しい…。これからどうしようかな…という気持ちです」と抑えきれない感情を吐露。
すると、居酒屋“△”店主・賀来武彦役の福田転球も「ここにいられてよかった。クランクアップの日によんでいただき、ありがとうございました!」、森野洋輔役の梶原善も「現場はものすごく楽しかったです。それはスタッフと“ナイスキャスト”のおかげ」と消防団メンバーの顔を一人ひとり見渡しながら語った。
熱き分団長・宮原郁夫役の橋本じゅんもまた、「キャスト、スタッフ、消防団のみなさま、誰ひとり欠けてもこの現場にはならなかった。奇跡的な時間を与えてくださって、本当にありがとう。みなさんに会えなくなるのが本当に寂しくて明日からどうしたらいいのか…」と早くも“ハヤブサロス”の心境を訴えた。
そして、率先して現場を盛り上げた山原賢作役・生瀬勝久は「関西時代から一緒にやってきた(橋本)じゅんくんや昔からの知り合いの(梶原)善ちゃんと一緒なのがうれしくて、さらに倫也くんが的確にツッコんでくれることに甘えてしまって、毎日、ボケたおしておりまして…そういうにぎやかな現場だったからこそ、最後まで楽しく仕事ができたと思います」としみじみ撮影を振り返っていた。