「ものを減らすのが苦手」「捨てることに抵抗が…」という人必見! 捨てなくても部屋がちゃんと片づく、うれしい方法があるんです。ものがたくさんあっても心地よい暮らしがつくれる“なんちゃって”捨てアイデアをご紹介します。今回のキーワードは「高さ」と「大きさ」。整理収納アドバイザーの中山真由美さんが教えてくれたワザにチャレンジします。

高さと大きさをそろえると一気に見栄えのいい部屋に

インテリア雑貨や本はサイズがバラバラなので、そのまま置くと乱雑な印象になりがち。

「まずは、高さや大きさをそろえて並べ替え。壁に近い方から順に背の高いものを置いたり、本は棚の奥まで入れずに、背表紙のラインを棚の前面に合わせたりすると、より整然と美しく見えます」

●背の高い順に配置して飾り棚のゴチャゴチャ感を解消

雑多なものがあふれる玄関上のスペースは、まずはアイテムごとにざっくり分けて、壁側から背の高い順にものを並べましょう。「飾るものと実用品を分けて置くと、整った印象に。また、小物類は同じサイズのものをまとめると、きちんと感がアップします」

●本は持ち主別に分けてから高さ順に並べ替え

子ども2人の本が混在していた本棚は、それぞれの本を分けて高い順に並べ直し。「収納スペースを左右で分け、持ち主ごとの場所に。専用の場所ができると本を戻そうとする意識が働くので、片づける習慣が身につきますよ」

捨てなくてもクローゼットがすっきりするコツ

人数が多くなればなるほど狭くなっていくクローゼット。これ以上減らせない! というときに試してみて。

●ハンガーの色と種類を統一する

色や形がバラバラなハンガーは、見た目を悪くする一因。

「ハンガーをそろえると統一感が出るうえ、服と服の間隔が均等になり、出し入れもしやすくなるんです。クリーニング店でもらったものを使う場合は、色を統一して」

●丈に注意しながらアイテム別、色別に並べると見た目すっきり!

雑然とした印象のクローゼットは、洋服を丈の長さ順に並べ替えるだけで見た目が激変します。

「家族の洋服が混在している場合は、それぞれの服を分けてからアイテムごとに分別し、色別に並べ替えを。このひと手間で、服を探す手間が減り、取り出しやすくなりますよ」