人生が大きく変わる「朝の習慣」。“ひとこと日記”でなりたい自分に近づける
朝の時間に思いついたことや、考えをノートに書くだけ! 悩みの解消や自己肯定感につながる「モーニングノート」が話題です。自分に合った方法を選んでぜひチャレンジを。
朝にノートを書くだけ「モーニングノート」とは?
朝、ノートを書く習慣をつけたことで人生が変わったという、「株式会社朝6時」代表の池田千恵さんと、ノート術をインスタグラムで発信するまいちんさん。バタバタしがちな朝にあえて行うメリットについて聞いてみました。
「一歩踏み出せずにいることや、こうなるといいなと思うことを朝に書くと、1日の行動が少し変わります。その積み重ねが、大きな変化につながります」と、池田千恵さん。
SNSでノート術を発信しているまいちんさんも「夜書くと反省文のようになりがちで、気分が落ち込むことも。朝は前向きになりやすく、書くと気持ちが整理されるんです」と、朝書くことの大切さについて話してくれました。
ここでは、これから始める人におすすめの「モーニングノート」をご紹介します。まずは性格や抱えている悩みがわかる下のチェックリストにトライ。当てはまる人は、ぜひ試してみて!
●こんな人には「朝のひとこと日記」がおすすめ
以下のチェックリストで当てはまる項目が多い人は、「朝のひとこと日記」がおすすめ。
<チェックリスト>
・日記が続かない
・やろうとしたことがなかなか達成できない
・家事や仕事をほめてもらえない
・毎日目標をもって明るく過ごしたい
・コツコツと積み上げることが好きだ
未来日記でなりたい自分に!「朝のひとこと日記」
ノートに半日先のことを書く「朝のひとこと日記」。
「“今日はこんなことができたらいいな”と、達成できたらうれしくなるようなことをひとこと書くだけ。『シンクをピカピカにみがけた』『姿勢よく過ごせた』など、ちょっとしたことを書くだけで、1日のモチベーションがアップ。さらに、夜振り返ると、小さな“できた”が積み重なり、なりたい自分に近づけます」と、池田さん。
コツは、ネガティブな内容ではなく、ウキウキする内容を書くこと。
「うれしい、楽しい、気持ちいいを大切に。ものごとのポジティブな面に意識が向き、幸せが引き寄せられますよ」
●2ステップで完成!朝のひとこと日記のつくり方
1:朝、理想の1日を想像して、半日先の未来を過去形で書く
1日の予定を考え、今日はこんな日だったらいいな、こんなことができたらいいなと思うことを、過去形で書きます。
2:達成できたら夜に花丸をつける
夜にノートを見返し、朝書いたことが達成できていたら花丸をつけて。達成感を得られて、1日をいい気分で終えられます。
朝のひとこと日記のポイント
どうせなら花丸がたくさんつくようにして、モチベーションをアップさせたいですよね。どんなことに気をつけて書いたらよいのか、ポイントを紹介します。
●主語はいつも自分に
他人に左右されることより、自分で達成できることを書くのがおすすめ。人が関わる目標でも、そのときの自分の気持ちを書くように。
●達成できなかったらハードルを下げる
達成できなくても、反省しなくてOK。腹筋50回が難しければ30回にするなど、達成できそうなことにハードルを下げて。
●ポジティブな言葉で書こう
「苦手なママ友に会わずにすんだ」などネガティブな言い方ではなく、「いい人ばかりに出会えた」と、ポジティブでときめく書き方に。
【ワンポイントアドバイス】
ノートはテンションの上がるものに
花丸がたまっていくノートは、自分の“できた”の積み重ねが見えて、自信につながります。
「何度も見返したくなるような、お気に入りのノートを使うのがおすすめです」
朝のひとこと日記Q&A
書くときに悩みがちなポイントを、Q&A形式で池田さんに教えてもらいました。
●Q:朝起きてすぐ書かないとダメですか?
→A:1日が本格化する前ならいつでも問題なし
仕事が始まる前など、本格的に1日が始まる前ならOK。
「歯みがきのあとに書くなど、毎朝のルーティンに組み込むと続けやすいですよ」
●Q:試験やダイエットなど、大きな目標は書かない方がいい?
→A:半日で達成できることからコツコツと積み重ねて
「5kgやせた」など、大きな目標より、「間食をやめて200gやせた」など、半日で達成できることに。小さい目標を日々積み重ねていくのがおすすめ。
●Q:なかなか継続できません。続けるコツはありますか?
→A:毎日できなくても気にせずまた再開を
毎日続けなければと気負いすぎたり、目標が高すぎると挫折の原因に。
「大事なのは楽しむこと。達成できないときは目標を下げてみて」