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 これまでマンチェスター・シティでは選手補強のために巨額の投資を繰り返してきた一方、散発的ながら同時に若手選手の育成も果たしてきており、華々しい今季のスタートを切ったコール・パルマーは、長きにわたって定位置を守ってきたフィル・フォーデンの足跡をたどる次のホームグロウン・プレーヤーとして期待されるところだろう。幼少期からマンシティでプレーする21歳の攻撃的ミッドフィルダーは、アーセナルとのコミュニティ・シールドでPK戦の前に唯一のゴールを決めた後、今度はセビージャFCとのUEFAスーパーカップで再びゴールを記録。

 ちなみに昨季では25試合に出場するもほぼジョーカー起用だったパルマーだが、今回のセビージャ戦ではこの夏に中東に渡ったリヤド・マフレズの抜けた、右サイドの先発として起用。「彼は本当にいいプレーをして、そして素晴らしいゴールを決めてくれたね」と語ったグアルディオラ監督は、さらに「個性を発揮しており、アクーニャのようなトップディフェンダーと対戦するのは簡単ではないんだよ」と称賛。ただU21イングランド代表の今後については「どうなるかはわからないよ」と述べるにとどまっているように、同選手にはここのところブライトン、そしてウェストハムからの関心が寄せられているところ。マンチェスター・シティとの契約は2026年まで。