つば九郎の人生相談「どうしたら、人に対して簡潔で適切なアドバイスができる?」
第48回
今シーズンも東京ヤクルトスワローズを熱く盛り上げるマスコット、つば九郎が読者の悩みに答える人生相談。様々な悩みに毒舌混じりのつば九郎節全開で、時にはズバッと時にはゆる〜く答えていきます。
【お悩み】
ついつい人に深入りしてしまいます。人と話していると(軽い悩みなどを聞いていると)必要以上に熱が入り、ウザがられます。どうしたら、つば九郎のように簡潔で適切なアドバイスができるのでしょうか?(つば九郎に夢中/愛知県)
――「ついつい、人に深入りしてしまう」というご相談です。
つば九郎 いるよね、こういうひと。うざがられるって、わかっているのに。なんで、ふかいりしちゃうのかな?
――つば九郎は、おせっかいを焼いたり、深入りしたりはしませんか?
つば九郎 しらないひと、もとめていないひとにはふかいりしない。さいしょからそうきめてるから。
――人生相談連載の回答として、そのスタンスでいいのでしょうか(笑)?
つば九郎 でへへ。このれんさいは、おたがいのりがいかんけいがあるから。それに、こたえをもとめているひとにはつばくろうなりに、ちゃんとこたえをかんがえてるつもりだし。
――確かに、これまでもなかなか鋭く、的確なお答えも多かったです。対人関係のコツというのか、他人との距離感はどのようにしたらいいですか?
つば九郎 たいじんかんけいのきほんは、「ぼくしんぐのきょりかん」がたいせつ。ぱんちがとどかないきょり。うたれもしなければ、うちもしない。
――打たれもしなければ、打ちもしない! 相手が見える範囲を保ちながら、遠すぎず、近すぎずということですね。
つば九郎 ちかづきすぎるとぱんちをもらってけーおーされるし、まきこみじこがあるのでようちゅうい。もしもちかづくならば、とことんきょりをつめること。ぼくしんぐでいえば、だっきんぐしながら、くりんちするつもりで。
――アヒルのように上体を前かがみにしながら相手のパンチをかわすダッキング。そして、クリンチとは、形勢不利のときにすばやく相手に接近し、相手の攻撃を避けるために抱きつく防御法ですね。つば九郎、ボクシングも詳しいんですね(笑)。
つば九郎 ひとのそうだんにのるということは、ときにはじぶんもいたいめにあうかのうせいがあるということを、ちゃんとおぼえておくように。それがいやならば、ぱんちのとどかないきょりをたもって、てきせつなにんげんかんけいをめざすこと。
――「つば九郎に夢中」さんは、根がいい人なんでしょうね。
つば九郎 じぶんでうざがられていることがわかっているのなら、しばらくそうだんごとにはのらないほうがいいとおもう。ひととのきょりかん、もうすこしはなれるようにいしきしてみてください。