2023年度末に箕面市への延伸線開業を目指している北大阪急行が、新たなラッピングトレインによる増備車をお披露目しました。

開業に合わせて、ラッピング列車3編成が登場!

 大阪府北部を走る北大阪急行では、2023年度末に予定している延伸線(千里中央〜箕面萱野)の開業に向けて、最新型9000系の列車を増備。各列車には箕面市の魅力をアピールするラッピングを施し、8月1日(火)から運行します。

 運行に先立ち、7月29日(土)に桃山台車庫にて、ラッピング列車のお披露目会と、ラッピングトレインの愛称表彰式が行われました。


北大阪急行が8月から運行するラッピング電車(鶴原早恵子撮影)。

 ラッピング列車の愛称は公募により決定しました。愛称は、箕面の自然をコンセプトにしたものが「箕面四季彩もみじ号」で、もう一つの「ゆずるとモミジーヌ仲良しトレイン号」は、箕面市のゆるキャラである「滝ノ道ゆずる」と「モミジーヌ」をあしらっています。

 命名したのは「箕面四季彩もみじ号」が松岡珠恵さん(57歳)、「ゆずるとモミジーヌ仲良しトレイン号」寺内あかりさん(3歳)。それぞれの名前には、「箕面の紅葉は四季折々の美しさがあります。秋以外にもぜひ観光に来てほしい」(松岡さん)、「ゆずるくんとモミジーヌが仲良くデザインされているから」(あかりさん)との思いが込められています。

運行予定は2025年3月末まで

 今回登場した列車には、騒音・省エネ対策やバリアフリー対応に加え、北大阪急行初の防犯カメラが設置され、より安心・安全に乗車できるような車内環境が整っています。車内には「行こお!みのお」「住もお!みのお」をコンセプトにした広告を掲出し、ラッピングと合わせて箕面市の魅力をアピールしています。


7月29日に行われた桃山台車庫でのお披露目会(鶴原早恵子撮影)。

 北大阪急行の延伸は、約50年にわたる箕面市の悲願とも言える事業です。お披露目会に出席した箕面市の上島一彦市長は「箕面市は産官学で住みやすさ日本一の町を目指す。ぜひ来て、住んでいただきたい」と延伸事業にかける思いを語りました。

 ラッピング列車の運行期間は2025年3月末までの予定です。直通先の大阪メトロ御堂筋線なかもず駅まで運行します。