和歌山駅まで延伸「きのくに線サイクルトレイン」新宮へ200kmが「自転車そのまま乗車」可能に
和歌山まるごと自転車で旅できます!
完全事前予約制に
JRきのくに線の電車(乗りものニュース編集部撮影)。
JR西日本は2023年7月24日(月)、きのくに線(紀勢本線)の御坊〜新宮間で実施中の「サイクルトレイン」について、実施区間を御坊駅から和歌山駅まで延長すると発表しました。区間延長は8月21日から。
一般的に電車内へ自転車を持ち込む際は、一度バラして「輪行袋」に入れる必要があります。いっぽう「きのくに線サイクルトレイン」では、自転車を解体せずにそのまま車内に持ち込めます。
和歌山県では観光振興アクションプログラム2020における「サイクリング王国わかやま」をめざす取り組みとして、2021年9月に実証実験を開始。その後通年化し、範囲も紀伊田辺から御坊へ拡大されていました。今回、和歌山〜新宮の200.7kmにわたって、サイクルトレインが運行されることとなります。
名称も「きのくに線サイクルトレインプラス」に変更。料金は引き続き不要ですが、公式サイトからの「完全予約制」に移行します。
対象列車は平日と土曜日、日祝日、さらに北行きと南行きでそれぞれ異なり、早朝・昼間・夕夜間のいずれかに偏っています。それぞれ1日あたり10〜17本が運行されます。1列車あたり3台まで利用可能で、一番後ろの車両から乗車します。
あわせて、引き続き白浜〜新宮では特急「くろしお」にサイクリスト専用車両を設定。1日5〜6往復が設定されます。横並び4席をまるごと自分用に使え、自転車置き場と自分の座るスペースに使えます。