ズラせばあるのに…東海道新幹線「お盆の指定席」11日午前に「一極集中」Uターンはまだスカスカ
やっぱり「ギリギリに予約しようとする人」が多いのか!?
「無い無い」言われている指定席、じつは空席アリ
東海道新幹線(画像:写真AC)。
JR東海は2023年7月27日(木)、お盆期間の東海道新幹線の指定席予約状況を発表しました。
7月26日時点で、のべ321万席のうち、予約済みは114万席。まだ3分の2ほど残っている状況だといいます。予約開始から2週間ほど経っても、意外な予約状況と言えるかもしれません。
いっぽうで、帰省ラッシュが始まる11日(金)午前の東京発の列車は「ほぼ満席」。静岡発・名古屋発の大阪方面もすでに予約は混雑しています。お盆で帰省する人々の移動が、特定の時間帯に「一極集中」する状況となっています。
JR東海は「確実にお座りいただける指定席をお早めにご予約」してほしいと呼びかけています。対照的に東京へのUターンラッシュについてはまだ空席があるとのことで、行きと同時に帰りの席も確保しておくことが重要かもしれません。
といっても、結局ギリギリに予約しようとして、すでに指定席がどの日のどの時間帯も満席となって「後の祭り」となる人々が、毎回大量発生します。
その人々は、自由席での移動に一縷の望みを賭けて、駅へ殺到。帰省シーズンは阿鼻叫喚の光景が繰り広げられることとなります。
JR東海は「予約のピーク日をはじめとした一部の時間帯では各駅で混雑が予想されますので、日時をずらしてのご利用もご検討ください」と呼びかけ。
さらに、指定席特急料金は8/10・11・13・16に「最繁忙期料金」が設定され、通常期より400円高くなっています。同社は「ズラしていただくことで、400円おトクになります!」とアピール。混雑と混乱を回避するよう苦心しています。