この記事をまとめると

■トヨタとKINTOが先代アルファードヴェルファイアのソフトウェアアップグレードサービスを開始

■ソフトウェアのアップグレードによりリヤスライドドアの開閉速度が従来比+20%速くなる

■通常販売車とKINTO契約車のいずれもが対象で施工は「KINTO FACTORY」にて行われる

スライドドア開閉速度20%アップで乗り降りはさらに快適

 新型の登場が話題のトヨタ・アルファードヴェルファイア。すでに新型は、販売店によっては納車3年待ちのグレードもあると噂されているほど人気を博しているようだ。これだけ新型の納期が長いと、「まだまだ先代モデルに活躍してもらわないと」などと考えている人も多いのではないだろうか。

 そんな先代アルファードヴェルファイアにお乗りの方に朗報だ。トヨタが、両車に搭載されているパワースライドドアの開閉を早くするソフトウェアのアップグレードを、トヨタとKINTOが展開する「KINTO FACTORY」にて始めるという。

 2015年に販売された先代アルファードヴェルファイアは、その利便性の高さから多くの方に愛用されているが、その一方で、リヤのスライドドアを開閉する速度については、「荷物を多く手に持っているときや雨天の際にもっと速く開くことはできないのか」「子どもを連れてでかけるときにもっと速く閉めることができればスムーズに出発できるのに」などといった声が多くあったのも事実だそうだ。

 こうしたカスタマーからの要望に答える形で、トヨタとKINTOが、パワースライドドアの開閉を従来に比べて約20%速くするソフトウェアアップグレードを「KINTO FACTORY」で提供することになったというわけだ。

 対象車種は、2015年1月〜2023年6月の期間中に通常の販売方法でお買い求めになった車両、もしくはKINTOのサブスクサービスで契約した車両で、価格は1万9800円となるが、片側アドアのみの施工にも対応しており、その場合は1万4300円となる。施工対応エリアは東京、さいたま、千葉、静岡、愛知、大阪、福岡。申込みは「KINTO FACTORY」のWEBサイトおよび「KINTO FACTORY」の施工を対応する販売店似て行う。

 今回のソフトウェアアップグレードについては、日本と同時に台湾でも、トヨタの販売を担う和泰汽車股份有限公司(ホタイ・モーター)も提供を開始している。

 新型にばかり話題が集中するアルファードヴェルファイアだが、先代にもこうして忘れずにソフトウェアがアップグレードするトヨタの姿勢には好感が持てる。より快適でより便利になるのは大歓迎だ。