面倒な洗濯物…。なかでも大変に感じるのは、靴下や下着といった細かいものではないでしょうか? ペアでそろえるため探す作業に手間取ったり…。そんな面倒な小物の管理をラクにするための方法を整理収納アドバイザーの三條凛花さんに教えてもらいました。

洗濯する時間を時短にする究極のコツ

家電を買い換えなくても洗濯を時短する方法があります。それは「迷う」時間を減らすこと。靴下や下着といった小物を統一することで、迷う時間が減り、家事の効率化につながります。

ここでいう「迷う時間」とは以下です。

・「これはだれのもの?」

・「このアイテムの干し方はどうしよう…」

・「これの収納場所はどこだっけ…」

ほんの数秒ですが、1着ごとに判断している場合、”チリツモ”でムダ時間が生まれている可能性が高いです。

●小物類は「おそろい」で買うのがおすすめ!

トップスやボトムに比べて靴下や下着を干す・たたむの作業に時間がかかるのは、探したり考えたりするから。

つまり、ほぼ毎日洗う小物類は「同じものでそろえる」のがいちばんの時短になるのです。気分で「選ぶ楽しみ」はなくなりますが、忙しい人にはぴったりの方法です。一気にそろえるとお金がかかるので、衣替えのタイミングなどで少しずつチェンジしていくのがおすすめです。

●「おそろい」におすすめな3つのアイテム

この時短テクニックが使える3アイテムを紹介します。

(1)ブラとショーツは上下セットのものを選ぶ

上下が同じ色、デザインのセットにすると、洗濯物の中から片方を見つける時間が早くなります。さらに時短したい場合は、同じセットを複数組買うのがおすすめです。

(2)生理用ショーツは、普段履きとは違う色・デザインにする

生理用と普段のショーツは色やデザインを変えるのがおすすめ。似た見た目だと、たたんだ状態ではどちらがどの用途なのか分かりにくくなるからです。

「生理用」「普段用」と色やデザインを変えて、さらに生理用は同じものを数枚そろえることで、しまうのも選ぶのもラクになります。

(3)靴下はすべて同じものを持つ

靴下をすべて同じものにするだけで、ペアを探す時間を省くことができます。とくに通勤用・通学用の靴下におすすめです。

注意したいポイントは2つ。まずは、人別に靴下をわけること。家族全員が似た靴下になると、探す時間が倍増してしまいます。

もう1つは、同じ色で細部が違うものを持たないこと。たとえばすべて紺のハイソックスだけど、リボンがついたもの、刺繍がついたもの、その色違い…など細部が違うと、ペアを探す時間が必要になります。

小物を統一すると、洗濯時のムダな判断時間がなくなります。日々の洗濯に疲れている方は、衣替えの今がチャンス! 家族の理解を得られる部分からぜひ始めてみてくださいね。