軍事新聞社提供

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(台北中央社)台湾が自主建造する沱江(だこう)級コルベット艦「富江」が来月、海軍に引き渡される予定であることが分かった。消息筋が29日、明らかにした。

台湾は非対称戦力の強化を目的に軍艦の自主建造を進めており、沱江級コルベット艦は「空母キラー」と呼ばれる。富江は量産型の2番艦で、昨年9月に進水式が行われていた。量産型には従来の対艦ミサイル「雄風2」や「雄風3」に加えて対空ミサイル「海剣2」を搭載し、対空、対海での攻撃能力を兼ね備えた。

消息筋によれば、富江に対する各種のテストはすでに完了しているという。

沱江級コルベット艦のプロトタイプ「沱江」は2015年に就役。21年には沱江を改良した量産型1番艦「塔江」が就役した。今年2月には量産型3番艦「旭江」の進水式が行われた。

(游凱翔/編集:名切千絵)