外為サマリー:138円台半ばで推移、米債務協議の停滞で方向感欠く

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 24日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=138円52銭前後と前日の午後5時時点に比べて15銭程度のドル高・円安となっている。

 23日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=138円59銭前後と前日に比べて1銭程度のドル安・円高とほぼ横ばい。米金融引き締めの長期化観測から一時138円91銭まで上伸したが、米債務上限問題の先行き不透明感からドル買いは続かなった。

 米債務協議が停滞するなか模様眺めムードが広がりやすく、東京市場のドル円相場は138円台半ばを中心に方向感に欠ける展開となっている。前日に発表された5月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値や4月の米新築住宅販売件数が市場予想を上回ったことがドルの支えとなっているものの、時間外取引での米長期金利の低下が重荷となり上値は重い。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0773ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0030ドル弱のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=149円22銭前後と同20銭強のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS