竹原慎二、42歳で発覚した膀胱がん。人生最大の危機に「終わったと思いました」

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5月5日(金)の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』に、伝説的バラエティ『ガチンコ!』の「ファイトクラブ」企画で知られる元プロボクサー・竹原慎二が登壇。

「50歳過ぎてもケンカを売られ続けてバリしんどい先生」の授業・後編として、ボクシング引退後の生活や『ガチンコ!』出演時の裏話、大病を経験して変わった人生観など、竹原のその後の人生について紐解いた。

24歳でボクシング引退後、竹原はほとんど手をつけていなかったファイトマネー約2000万円をすべて注ぎ込んでイタリアンレストラン「Campione」をオープン。しかし信頼を寄せて一緒にレストランをはじめた元一流ホテルの料理人が、まさかのしくじり事件を起こすことに。

レストランの経営に奔走するなか、竹原に舞い込んできたのが「『ガチンコ!ファイトクラブ』でコーチをやっていただけませんか?」というオファー。

一度は断るも、再度オファーが来た際には妻と相談し、「店の宣伝にもなるし頑張ればいい」という妻の言葉で約3カ月間のオファーを引き受けたと明かした。

そうして挑んだ撮影初日、“1期生オーディション”に参加した竹原を待ち受けていたのは、“全国から集まったガチのヤンキーたちが次々とケンカを売ってくる”という事態。

ほかにも、参加メンバー同士の乱闘や“参加メンバーの仲間の暴走族が現場を取り囲む”などの事件が多発していたと回顧する。人気番組の裏側で起きていた衝撃事件の数々に、スタジオは終始驚きっぱなしだった。

さまざまな困難を乗り越えながら、「ガチンコ!ファイトクラブ」は最高視聴率26.2%の超大ヒットとなり、竹原の生活は激変。

街で声を掛けられたり、女性からモテるようになり毎晩六本木で飲み歩くようになったり、さらには「婚姻届を持った女性が押しかけてきた」こともあったと語る。

しかし、その一方で“全国のヤンキーたちから狙われる”など、有名になった弊害もあったとし、“通販番組の生放送出演前に殺害予告が届く”という事件まで起こっていたと打ち明ける。

そして、竹原は2014年、42歳のときに膀胱がんであることが判明し、人生最大の危機に直面する。

「人生終わったと思いました」「ボクシングをやっているときは、“いつリングの上で死んでもいい”と覚悟してリングに上がっていたんですけど、家族ができて死ぬのが怖くなった」などと語る竹原。

がんが発覚した当時の心境や妻とともに励んだ闘病、病気をきっかけに変わった妻との関係性など、赤裸々に打ち明けた。

そして、授業の最後には“ヤンチャをしてる人に送る教訓”を発表。竹原の授業を見届け、生徒役として出演した格闘家・朝倉未来は「竹原さんと境遇が似ていた。暴走族だったり格闘家だったり、ヤンチャな番組やってたり。今の竹原さんの歳になったときにスパーリングしてないように作戦を考えないといけないなと思いました。反面教師にさせてもらいます」とコメントし、一同の笑いを誘っていた。