川崎汽は24年3月期最終益8割減の見通し、コンテナ船の市況沈静化など反映

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 川崎汽船<9107.T>はこの日の取引終了後、23年3月期の連結決算発表にあわせ、24年3月期の業績予想を開示した。売上高は前期比7.7%減の8700億円、経常利益は同81.2%減の1300億円、最終利益は同82.7%減の1200億円を計画する。

 コンテナ船市況は徐々に巡航速度に戻る過程にあるといい、影響を業績予想に反映した。ドライバルク市況の軟化も見込む半面、自動車船事業は堅調に推移するとみて、営業利益は前期比7.8%増の850億円を見込む。想定為替レートは期中平均で1ドル=125円29銭とした。

 今期の年間配当は200円を予定する。同社は昨年10月1日付で1対3の株式分割を実施した。前期の年間配当は、株式分割前の基準で1200円だった。株主還元策を巡っては配当に加え、最低500億円の追加還元を予定しているという。

出所:MINKABU PRESS