豊田織が後場に強含む、今期最終増益計画が買い戻し誘う

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 豊田自動織機<6201.T>が後場に入り強含みで推移している。この日、23年3月期の連結決算の発表とともに24年3月期の業績予想を開示した。売上高は前期比3.6%増の3兆5000億円、最終利益は同1.1%増の1950億円を見込む。年間配当予想は同10円増配の200円とした。フォークリフト用エンジンの排出ガス性能試験の不正問題など業績を巡る懸念材料があったなかで、最終増益の見通しが示されたことが買い戻しを誘う要因となったようだ。

 今期の想定為替レートは1ドル=130円、1ユーロ=135円。自動車と産業用部門で増収を計画する。23年3月期の売上高は前の期比24.9%増の3兆3798億9100万円、最終利益は同7.0%増の1928億6100万円だった。自動車部門ではエンジンやカーエアコン用コンプレッサーなどが好調だった。

出所:MINKABU PRESS