外為サマリー:一時133円39銭まで弱含むも持ち直す

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 27日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=133円55銭前後と前日の午後5時時点に比べて10銭程度のドル高・円安となっている。

 26日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=133円67銭前後と前日に比べて10銭弱のドル安・円高で取引を終えた。一時133円94銭まで上昇したあと133円02銭まで下押すなど、総じて不安定な動きだった。

 市場では27~28日に開かれる日銀金融政策決定会合の結果を見極めたいとする向きが多く、この日の東京市場のドル円相場も方向感に乏しい展開となっている。米金融システム不安などから朝方には133円39銭まで弱含む場面があったものの、前日に発表された米3月耐久財受注が市場予想を上回ったことを背景に米長期金利が上昇していることがドルの下支えとなり持ち直している。一方、前日に発表されたドイツとフランスの消費者信頼感指数が市場予想を上回ったことで、ユーロは対ドルや対円で買いが優勢となっている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1046ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0030ドル弱のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=147円49銭前後と同40銭強のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS