栃木県警察本部は24日、通信サービス企業と協定を結び、デジタル技術を活用した特殊詐欺被害防止対策の強化に乗り出しました。

 県警と協定を結んだのは、通信大手のNTT東日本栃木支店です。県警察本部で行われた協定の締結式で、県警の高木克尚生活安全部長とNTT東日本栃木支店の小林博文支店長が、それぞれ協定書にサインしました。

 NTT東日本が、電話をかけてきた相手の番号が表示されるナンバーディスプレイの、月額利用料などを5月から、高齢者を対象に無償化するのに合わせて、特殊詐欺防止の協力体制を強化するのが狙いです。

 協定には、特殊詐欺をはじめとする各種犯罪の防止や、サイバーセキュリティー対策に関することなど4項目が盛り込まれています。

 NTT東日本ではAIによる特殊詐欺対策サービスの無償化も行い、両者が持つノウハウを連携し「県民の安全・安心」を向上させる取り組みを実施していくことになります。