食の支援を行うNPO法人が備蓄不足で寄付求める うつのみやフードバンク
生活や食に困っている人に対し支援を行う宇都宮市のNPO法人では、無償で提供している食料品が不足しているとして寄付を呼び掛けています。
宇都宮市にあるNPO法人「フードバンクうつのみや」は、生活に困っている人に食料品を無償で提供する取り組みを2011年から行っています。
食料品の多くは市民や企業から寄付されたものを提供していますが、備蓄が底をつきかけているといいます。
物価や光熱費の上昇で生活に苦しむ人が多くなったことで、支援する食料品が増えたことが要因とみられます。
2022年度の食料品の支援量はおよそ36トンで前の年に比べて1.8倍になっていて、長期にわたって支援が必要なひとも目立つということです。
担当者によりますと、食料品の中でも缶詰やレトルト食品など調理の環境を選ばないものの需要が高いということで、特に寄付を求めているといいます。
フードバンクうつのみやへの食料品の寄付は、事務所に直接届ける方法のほか、県内26カ所の協力企業などに設置した「きずなBOX」と呼ばれる寄付箱を通して支援を行うことができます。