栃木県議会議員選挙で選挙戦が展開される12の選挙区の候補者の顔ぶれを紹介。

 4回目の6日は県の北部大田原市、矢板市、那須塩原市・那須町、那須烏山市・那珂川町の4つの選挙区です。紹介は全て届け出順です。

 大田原市選挙区の有権者は、およそ5万8千人、定数2に対し3人が立候補し8年ぶりの選挙戦になりました。

 無所属・新人の星雅人候補38歳は、市議会議員3期10年の実績と若さが武器。学童保育支援員の経験を生かし教育や子育て支援に力をいれるとしています。

 自民党・新人の高瀬重嗣候補56歳は、市議会議員3期11年務め地元、栃木3区選出の簗和生衆議院議員と行動を共にします。政治は「差し伸べる手」だと訴えます。

 自民党・現職の池田忠候補67歳は、現在3期目で副議長を務めます。人口減少対策として都会からの移住定住の受け入れ態勢の整備を掲げています。

 矢板市選挙区は有権者数がおよそ2万6千人、定数1に対し2人が立候補現職に新人が挑みます。

 無所属・現職の青木克明候補70歳は、県議会議長などを務めたベテランです。2050年問題を「国家存亡の危機」とし、子育て支援を重点施策に掲げ、5回目の当選を目指します。

 無所属で新人の藤田欽哉候補47歳は、2015年に市議会議員に初当選、2期目には副議長を務めていました。政治家の世代交代を訴え初当選を目指します。

 那須塩原市・那須町選挙区の有権者は、およそ11万8千人、定数は4で、現職4人に新人1人が挑む構図になりました。

 無所属で現職の相馬政二候補は66歳、「市民の声を聞き、県への提言を続けたい」と4回目の当選を目指します。

 自民党・現職の小林達也候補55歳は、前回は無所属での立候補でした。農林業の活性化を喫緊の課題に挙げ2回目の当選を目指します。

 立憲民主党の新人土屋晃子候補55歳は、大田原市の給食調理員として長く子どもと関わり、女性の目線で県政に新しい風を吹き込みたいと意気込みます。

 自民党・現職の阿部寿一候補68歳は、県北地域のインフラ整備を第一に掲げ、5回目の当選を目指します。

 自民党・現職の関谷暢之候補60歳は、県連の政調副会長です。大田原市の工業団地と西那須野塩原インターを結ぶ道路建設などを掲げ4期目を狙います。

 那須烏山市・那珂川町選挙区の有権者はおよそ3万4千人、定数1に対し現職と新人の2人が立候補、保守分裂の激しい選挙戦が行われています。

 自民党・現職の三森文徳候補66歳は、国や県とのパイプや実績を強調し、人口減少が進む中、県北東部の市や町の連携を掲げ7選を目指します。

 無所属で新人の沼田邦彦候補51歳は、簗衆議院議員の市後援会幹事長。旧烏山町と那須烏山市の議員を合わせて6期務め、県議選は2011年に続く2度目の挑戦です。