『アカイリンゴ』最終回目前！ 小宮璃央×川津明日香×新條由芽 SP対談！
本作の舞台は、性行為が違法となった日本。主人公・犬田光は、性行為に対して嫌悪感を抱いている生真面目な性格で、セトリ（厚生労働省性行為取締官）の幹部である父と同じ仕事に就くことを目標にしている。
ある日、犬田は怪しい会員制クラブ『G‐アンツ』で、法律で禁じられているはずの性行為に興じる男女の中に、大ファンである国民的人気女優ウチュラこと宇宙美空を見つける。混乱する光は、その場にいた謎の男・青原に目をつけられ、幼馴染みの水瀬優とともに、性行為が禁じられた社会にはびこる ”闇の組織” に巻き込まれていく――。
今回は、最終回を目前に控えた犬田光役・小宮璃央さん、水瀬優役・川津明日香さん、ウチュラこと宇宙美空役・新條由芽さんの3人にインタビューを実施。これまでのエピソードの振り返りや、撮影時の思わぬハプニングなど、たっぷり語っていただきました！
＞＞＞小宮璃央、川津明日香、新條由芽 撮り下ろしカットをすべて見る！（写真12点）
【ドラマの反響について】
――TVerのドラマランキングでは上位に食い込むなど、盛り上がりを見せていますね。
小宮 ありがとうございます！ ドラマランキングでは、上位に入っている状態が何日も続いていて、嬉しい限りですね。
――身近な方からドラマの感想など頂きましたか？
小宮 これまで一緒にお仕事をしてきたプロデューサーさんやカメラマンさんに「観ているよ」「あれ面白いね」って言っていただけることが多くて。
川津 私は、情報解禁したときに「え！ 『アカイリンゴ』やるの！？」と驚いた反応を頂きました（笑）。嬉しかったですね。
新條 私はこの金髪にするときに、美容師さんに「『アカイリンゴ』の役で」と画像を見せたら、「え、読んでいるやつだ！！！」と仰っていて、さらに気合が入りました。
小宮 へえー！
新條 ドラマも観てくださっているようで、感想も頂きました。けっこう身近な方でドラマを観ている方が多くて、すごく嬉しいなと思っています。TVerのドラマランキングも、もっと上位を目指していきたいですね！
小宮 そうですね！！
【小宮さんが身体も心も削った第9話】
――ドラマの内容を振り返っていきたいと思います。第9話までのエピソードの中で、印象に残っているシーンは？
小宮 物語の中の重要な話数という意味では、第3話の犬田が水瀬の家に泊まるエピソードですね。これまでの ”ただの幼馴染み” という関係が第3話で変わったと感じているので、とても印象に残っています。
川津 たしかに、第3話は水瀬の心が揺れ動くシーンも多かったと思います。このシーンがあることによって、より水瀬が犬田に踏み込んで関わっていくようになるので、大事なシーンだったと感じています。
あと、第8話の別荘のシーンですね。水瀬とウチュラの関係性が変わってくるところでもあるので、印象に残っています。別荘のシーンは2日かけて撮ったんですけど、ほうきバランスを撮影するとき、外が暴風で……（笑）。
小宮 めちゃくちゃ風が強かったんですよ！
新條 なかなかほうきが立たなかったよね（笑）。
川津 そうそう！ すごく難しかったですね。なんとか撮れました。
小宮 2人とも本当にゲラで、2人の笑いがどんどん伝染していくので、別荘のシーンは僕もスタッフさんもみんな笑っていましたね。楽しい思い出しかないです！
あと、僕が個人的に大変だったのが、青原の秘密基地に連れていかれる第9話です。寒いし、椅子にくくりつけられているし、たくさん叫んで喉にもきました。
新條 私もそのシーンはすごく印象に残っています。私はそんな犬田を目の前で見ているだけだったんですけど（笑）。なかなかハードなシーンで、しかも撮影時間も長かったので……。
小宮 3日かけて撮ったよね。
川津 私も捕らわれていたんですけど、犬田は本当に大変そうでした。小宮さんが断トツで身体も心も削っていたシーンだと思います。
【撮影は寒さとの闘いだった！？】
――撮影のときに起こった思わぬハプニングがありましたら、教えてください。
小宮 カメラマンさんがこけた！
川津 あー！！！ 犬田と水瀬のシーンだ。
新條 私もその話聞いた！
小宮 第7話で、バーで働く犬田を水瀬が連れ出すシーンがあるんですけど、路地裏を逃げている最中にカメラマンさんがズッコケて！ 僕たちは前向きで走っていたけれど、撮影しているカメラマンさんは後ろ向きで歩いていたんですよね。転びながらも、カメラだけは何とか守ろうとしていました。
川津 一瞬、頭を打ったように見えてビックリしたんですけど、顔を見たら元気そうで……。何よりでした。
――撮影裏ではそんなことが起こっていたんですね……！
小宮 そうなんですよ。あと、撮影は寒さとの闘いでもありました。大寒波がニュースになっていたとき、外での撮影があったんですけど、もう春の設定だったので着ていた服も生地の薄い春仕様で。
川津 いやー、あれは辛かったね。
小宮 公園での撮影のときはマイナス2度でした。しかも風が強くて、体感温度はマイナス7度くらいになっていて……。そんなことがありましたね。
【3人の『禁止されると困ること』とは？】
――本作にちなみまして、みなさんの『禁止されると困ること』を教えてください。
小宮 僕と新條さんは、漫画やアニメが大好きなんですよ。
新條 禁止されたら終わる（笑）。
川津 終わる（笑）！？！？
――ちなみに今一番ハマっている作品は？
小宮 （小声で）一番なんて決められねえよ……！
新條 私は『ヒロアカ（僕のヒーローアカデミア）』が今アツすぎて……！
小宮 アツいねー！！！
新條 漫画の単行本で追っているんですけど、もうやばい……。
小宮 僕は『ヒロアカ』『ONE PIECE』『NARUTO‐ナルト‐』といったジャンプ系の作品から、『五等分の花嫁』のような恋愛もの、『リゼロ（Re：ゼロから始める異世界生活）』のような異世界ものまで、全部好きなんです。声優さんも好きですし……禁止されると無理です……。
――守備範囲が広いですね。お二人は漫画やアニメということでしたが、川津さんは？
川津 私は、友達と連絡をとることを禁止されたら困ります。
小宮 僕もそれだ！
川津 私、一日中友達と連絡をとっているんです。親友とは、毎日しょうもないことを送り合っていて、それが当たり前になっているので、ないと困っちゃいます。撮影期間に入ると友達とは会いにくくなるので、メッセージのやり取りが私の心の支えになっていますね。
――小宮さんも「うんうん」と頷かれていましたが？
小宮 僕も一人が嫌なタイプなんです。
――新條さんはいかがですか？
新條 全く理解できなかったです……！ 逆に私は撮影期間に入ると、全然連絡を返さなくなるタイプなので……。
川津 私は撮影期間に入ると、より即レスになる！
新條 4日くらい返さないこともあるかな……。
川津 え！！！ 4日も返事が来なかったら死んじゃったかと思うよ、私！
――対照的ですね（笑）。
【最後に】
――最終回に向けて、視聴者の方へメッセージをお願いします。
小宮 残すは最終回のみですが、今まで第1話から第9話まで観てくださった方々に、最後の最後まで楽しんでいただけるよう、監督やインティマシーコーディネーター（※）の西山ももこさん、共演者のみんなと一致団結して、いい作品を作り切れたと思っております。3人の関係性を深く掘った最終回になっているので、お楽しみに！
川津 3人の関係が後半から少しずつ変わってきていて、水瀬が犬田を助ける側だったところから、逆に犬田が水瀬を助けるということも起こっています。それがキッカケで物語も動いていくので、そこに注目していただけたら嬉しいです。
新條 最終回直前ですが、第9話まで観ていただいた方にも、ラストがどうなるのか予想できないと思うんですよ。「最終回、一体どうなるの！？」と結末を予想しながら、観ていただけると嬉しいです。
ちなみに、私が最終回の台本読んだときは「お！ こう終わるのか！」と思いました。ぜひ楽しみにしていただけたらなと思います！
撮影／真下裕（Studio WINDS）
※インティマシーコーディネーター：映画やドラマで性的なシーンを撮影する際、監督の構想を最大限実現しつつ、俳優の心身の安全を守るための専門家。
（C）ABCテレビ
