昭和21年創業の印刷業者 「冨士印刷」(東京)が破産申請
冨士印刷(株)(TDB企業コード:200257242、資本金4000万円、東京都千代田区神田三崎町3-4-10、代表秋元裕氏)は、3月13日に東京地裁へ自己破産を申請した。
申請代理人は金井暁弁護士(東京都千代田区麹町2-3、大知法律事務所、電話03-6261-2501)ほか4名。
当社は、1946年(昭和21年)4月に創業し、67年(昭和42年)7月に法人改組された印刷業者。首都圏の印刷会社からの下請受注を基本として商業印刷物を中心に、インライン加工や定期刊行物印刷・製本を手がけていた。神奈川県、埼玉県にも拠点を有し、業歴も長く大手印刷業者を中心に相応の受注を確保。大口得意先からの受注が堅調で、新規開拓も積極的に進めた2007年6月期には年売上高約53億2000万円を計上していた。
しかし、消費者の紙離れが進む中で雑誌関連を中心とした受注が低迷、新型コロナウイルスの影響もあり業容が縮小していた。不採算となった工場を閉鎖するなど事業の再編に注力していたが、印刷需要の減少に伴って売り上げが減少し、コロナ禍での受注減も相まって2022年6月期の年売上高は約22億円にダウン。業績回復のメドも立たないなかで、制度融資などで凌いでいたものの原材料費の高騰も相まって資金繰りが急速に悪化、1月4日に事業を停止し、今回の措置となった。
負債は債権者約300名に対し約43億円。
申請代理人は金井暁弁護士(東京都千代田区麹町2-3、大知法律事務所、電話03-6261-2501)ほか4名。
当社は、1946年(昭和21年)4月に創業し、67年(昭和42年)7月に法人改組された印刷業者。首都圏の印刷会社からの下請受注を基本として商業印刷物を中心に、インライン加工や定期刊行物印刷・製本を手がけていた。神奈川県、埼玉県にも拠点を有し、業歴も長く大手印刷業者を中心に相応の受注を確保。大口得意先からの受注が堅調で、新規開拓も積極的に進めた2007年6月期には年売上高約53億2000万円を計上していた。
負債は債権者約300名に対し約43億円。