Microsoftが、これまで利用にMicrosoft 365のサブスクリプションやOfficeのライセンスが必要だった「Outlook for Mac」を無料開放したことを発表しました。以後はサブスクリプションやライセンスなしでも利用することが可能です。

Outlook Mac for All - Microsoft Community Hub

https://techcommunity.microsoft.com/t5/outlook-blog/outlook-mac-for-all/ba-p/3757787



Microsoft makes Outlook for Mac free to use - The Verge

https://www.theverge.com/2023/3/6/23626922/microsoft-outlook-mac-free-app



Outlook.comをはじめとしたGmail、iCloud、Yahooといったメールプロバイダーだけでなく、IMAPもサポートするメールソフトで、2020年に最新のmacOSのデザインに合わせて全面的に再設計されています。



また、macOSデバイスを最大限活用できるように、他のアプリを使用している最中にメールやカレンダーを常に把握できるウィジェットや通知センターへのリマインダーがあるほか、メニューバーに今後のカレンダー上のイベントが表示されます。



Handoff機能にも対応し、macOSデバイスとiOSデバイスとの間で中断したタスクを引き継ぐことができるので、すぐに作業が再開できます。



ユーザーの時間を守ることも大事ということで、近日公開予定の新しいOutlookプロファイルにより、メールアカウントをAppleの「Focus」と接続することで不要な通知を受け取ることがなくなり、個人的なメールに気を取られることなく、重要な仕事のメールに集中できるようになります。



Outlookには、何をいつ表示するのかに役立つ機能も盛り込まれています。たとえば、優先受信トレイは重要なメッセージと重要ではないメッセージを自動的に並べ替えます。また、ジェスチャ操作で、緊急ではないメッセージを返信するまでスヌーズするよう設定することもできます。



M1チップ・M2チップ向けの最適化も行われたとのことで、Apple Sillicon搭載端末では、以前のバージョンに比べてパフォーマンスが向上し、同期速度も高速になっているとのこと。

なお、Windows向けアプリの再構築では、プログレッシブウェブアプリ(PWA)版が用意されていますが、ニュースサイト・The Vergeによると、「Outlook for Mac」のPWA版は計画がないとのことです。

Microsoft Outlook on the Mac App Store

https://apps.apple.com/us/app/microsoft-outlook/id985367838