神楽坂は、路地の奥ほど面白い。高級住宅街・若宮町の入り口は、細い小道に老舗料亭や星付き店が点在する大人の美食エリアだ。

そんな、神楽坂の最深部にお招きしたのは、日向坂46の佐々木久美さん。

古民家を改装したカウンターフレンチでワインを傾けながら、快進撃を続けるグループの今と自身の心境を語ってもらった。

2回に渡ってお送りしている、佐々木さんの記事の後編です。

▶前編はこちら:【未公開カットあり】日向坂46・佐々木久美が惹かれている“ある仕事”とは?

【後編】
■佐々木久美さんが唯一無二のひと皿を体験した、神楽坂の古民家フレンチ
■【WEB限定】編集部は見た!佐々木さんの撮影当日の裏話



【未公開カット!】リラックスした自然な笑顔で会話を楽しんでいた

細路地の先にあるセンス溢れる古民家で、独自のフレンチを体験


入り組む路地の奥の奥。神楽坂でも稀有な立地は、初めての人なら驚くこと必至。

フレンチと和のエッセンスを組み合わせた唯一無二のひと皿を佐々木さんに体験してもらった。



誰かの家を訪れたような、温かな空気で満ちた店内。木の温もりを感じさせるカウンターを照らすランプ、キッチンを囲むネイビーのタイルがセンスの良さを感じさせる

どこかほっこりする空間は神楽坂らしい温もりに満ちている


冷たい前菜も温かい前菜も、魚も肉も、どちらも食べたい。そんな大人のワガママを『神楽坂chouchou』は、「シェフのおまかせコース」6,600円という形でしっかりと受け止める。

こちらのコースのラインナップが完璧ゆえ、訪れるゲストの多くがリピーターになるという。

また、いわゆる王道のフレンチとは異なり、和の食材が随所に活かされているため、食べ心地が軽やかなのも支持される理由だ。



温前菜の「じゃがいもと鴨煮込み」には、2年間氷温熟成したじゃがいもを使用


シェフの奥脇 瑠さんは28歳。

「フレンチと便宜上カテゴライズしていますが、旬の食材を美味しく食べられる店、というのが第一です。この価格帯でいろんな方に来ていただいて、ご意見を頂戴しながら、自分の料理を確立したい。大人が集まる神楽坂だからこそ、やり甲斐があります」と情熱を燃やす。


和のエッセンスが随所に光る、繊細でやさしい癒し系フレンチ


軽く炙ってマリネした鰆にエゴマの葉を合わせた冷前菜「鰆とホタテのピュレ」。

炒りごまがいいアクセントに。




使う野菜が季節で異なる定番のアミューズ。この日は「焦がし玉ねぎのババロア」。



魚のメインは「鮃のポワレ」。和のエッセンスを加えたコク深いソースが白身と合う。すべて「シェフのおまかせコース」(6,600円)の一例


ソースのベースに、昆布やマグロ節からとった出汁を使ったり、ハーブ代わりにエゴマを忍ばせたり。

どこかホッとする味わいの裏には、研究を重ねたシェフのアイディアが詰まっている。



この日の肉のメインは「北海道産 蝦夷鹿のロースト」。ジビエは好きだが、蝦夷鹿は初体験とのこと。ひと口食べ、「アットホームな味」と表現し、現場を大いに笑わせてくれた。「初めてだけど、どこか懐かしさが感じられる味でした」と気に入った様子だった


メインの肉料理、蝦夷鹿を味わった佐々木さんが「アットホームな味」と評したのも、その真意を聞くと大いにうなずける。

全7品を最後まで疲れることなく、ワインと共にゆっくり味わいながら、静かに語り合う。そんな夜にぴったりの店だ。




ワインのセレクトもすべてシェフが行う。リストはなく、好みや料理に合わせて、その都度、栓を抜く。

5杯付きのペアリングコース(11,000円)も人気。




「味噌、醤油、鰹や貝の出汁など、日本人だから活かせる調味料を積極的に使っています」とシェフ。

コースのみとはいえ、寛げる空気感もあり、カウンターでひとり楽しむゲストも多いという。


【WEB限定】編集部は見た!佐々木さんの撮影当日の裏話


初の東京カレンダーの登場となった佐々木久美さん。神楽坂は何度か来たことあるが、この日のロケ地のような路地の奥の奥は初めてだとか。

レストランでは、和の要素が入ったフレンチを体験し、ワインにも挑戦。料理を口にすると、大きな目を見開いてリアクションをくれて、現場も終始和やかでした。

日が暮れてから、本誌の最初のページの入店カットを撮影。アウターを羽織り、バッグを持つといい女度が爆上がりし、撮影隊を驚かせてくれました!


▶前編はこちら:【未公開カットあり】日向坂46・佐々木久美が惹かれている“ある仕事”とは?

■プロフィール
佐々木久美 1996年生まれ、千葉県出身。2016年、日向坂46の前身、けやき坂46オーディションに合格。2018年からはキャプテンを務める。ファッション誌『Ray』の専属モデルを務めるほか、バラエティ番組にも多数出演。グループの冠番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)では、オードリーとメンバーの掛け合いが面白いと評判

■衣装
ブラウス 29,700円、スカート 36,300円〈ともにグレースコンチネンタル/グレースコンチネンタル 代官山本店 TEL:03-5456-0209〉、ブルゾン 86,900円〈ダイアグラム/ダイアグラム 表参道ヒルズ店 TEL:03-6804-3121〉、バッグ 233,200円、シューズ 212,300円〈ともにJIMMY CHOO TEL:0120-013-700〉、リング 693,000円、イヤリング 781,000円、ブレスレット 1,056,000円〈すべてポメラート/ポメラート クライアントサービス TEL:0120-926-035〉


■店舗概要
店名:神楽坂chouchou
住所:新宿区若宮町11-5
TEL:03-6228-1135
営業時間:【火〜金】17:00〜(L.O.21:00)
     【土・日・祝】ランチ 11:30〜14:30
            ディナー 17:00〜(L.O.21:00)
定休日:月曜
席数:カウンター9席、テーブル30席


▶このほか:神楽坂で圧倒的人気を誇る!クラシカルなフレンチを普段使いする、大人の贅沢3選




東京カレンダー最新号では、佐々木久美さんのインタビュー全文をお読みいただけます。
東カレに語ってくれた、「父からのアドバイス」とは?

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